いい家づくりコラム

リフォーム業者の選び方(2)〜リフォームの満足度を上げるには〜

2017年5月24日

リフォームを取り扱う業者には、住宅メーカーや工務店、設計事務所から、専門工事業者、フランチャイズ、家電量販やホームセンターなどの異業種からの参入まで、さまざまなタイプが存在します。それぞれに得意分野があるため、リフォーム内容にマッチした業者を選ばないと、工事内容に不備があったりコストがかさんでしまうことも。
「リフォーム業者の選び方(1)」に引き続き、今回はより具体的に、リフォーム内容や重視したいポイントに即した選び方のコツをお伝えしていきます。


大規模なリフォームには新築同様のノウハウが必要

たとえば、トイレが傷んでいるからリフォームするとします。小規模なリフォームなので、トイレ専門の工事業者を選べばよいかというと、そうでもないことがあります。
実は前からトイレに湿気が溜まりやすい構造で、そのためにトイレだけが傷みが早かったのかもしれません。その場合は、単にトイレを新しいモデルに入れ替えたところで、また数年のうちにトイレが傷むことになるでしょう。しかしトイレ専門の工事業者の場合、そういった表面に表れていない問題の分析は専門外。もちろん、構造にプラスアルファの湿気対策を施したり窓を設けて風を通そう、などという提案もできません。
リフォームしたい範囲が小規模で、その場所だけで完結する場合には、その分野に実績のある専門工事業者を選ぶのもよいでしょう。しかし、その場所以外にも家に不満がある場合、専門家の視点から見れば、もっと良いリフォームプランを出せることもあります。
より良いリフォームを提案してほしい、家全体のことも相談してみたいと思うなら、住宅メーカー、工務店、設計事務所など、家一軒を新築できる知識と経験を持つ業者を選ぶのが正解です。
リフォーム業者イメージ

コストを重視したいときは?

誰もができるだけ低く抑えたいと考えるコスト。相見積もりをとって提示された金額が安いと、つい目をひきます。しかし極端に金額が安いときには、落とし穴が隠れているかもしれないので注意が必要です。
まず数社で見積もりを比較する際には、できるだけ同じ工事内容で比較すること。安すぎる場合は追加工事を隠しているかもしれません。
また、建築業界は元請、下請、孫請といった階層構造になっていますから、その業者が直接施工する場合以外、実際にかかる費用にマージンが上乗せされます。
下請に発注するのにマージンが安すぎる場合は、職人ではなくアルバイトを使ったり、安くて粗悪な材料を使っていることも考えられます。安さに納得のいく理由がない場合、除外するほうが安心です。
さらに、アフターサービスや保証の有無などによっても金額が変わるので、その点もしっかり確認しておきましょう。
全体の傾向としては、大手ほど広告費などの経費がかかっているうえ、下請、孫請を使うためどうしても高くなりがち。大手に頼めば安心感があるというメリットはありますが、実際に施工するのは地元の工務店という場合も多いことは、ぜひ知っておきたいところです。


デザインを重視したいときは?

デザインを重視したリフォームがしたいときは、設計事務所が良いと思われる方が多いかもしれません。しかし設計事務所ならどこでも、自分のイメージ通りのリフォームプランを出してくれるだろうというのは間違った認識です。
一口に設計事務所と言っても、それぞれ得意不得意がありますし、そもそも住宅メーカーや大きい工務店にも建築士は在籍していることが多いのです。また、自社に建築士を持たない施工業者であっても、特定の設計事務所と緊密に連携していることもよくあります。
デザイン重視での業者選びのコツは、最初から設計事務所と決めつけず、まずは多くの施工事例を見て、自分のイメージに合う業者を探すこと。そして数社に絞り込んだら、立体でイメージできるパース(完成予定図)を提出してもらって、比較検討することをお勧めします。


大手メーカーか、地元密着型工務店か?

大手住宅メーカーは知名度が高く、保証もしっかりしていて安心感があります。また設計やデザイン面でも、専門の人材を抱えている点は魅力です。
一方地元密着型の工務店の魅力は、その土地で積み重ねた施工の実力と小回りの良さ。特殊な工事以外は自分たちが直接施工するのでマージンもかからず、比較的安く済むのもポイントです。さらにリフォームが終わった後も気軽に相談できたり、不具合にも素早く対応してもらえるメリットも。大手住宅メーカーだとそうはいかず、一度営業担当が現場を確認した後、下請け業者を呼んで施工させるため、時間もコストもかかりがちなのです。
上でも述べたように、大手住宅メーカーに頼んでも実際に工事をするのは地元の工務店、というのはよくある話。ならば大手の看板にこだわらず、プランの良さや対応の良さ、アフターサービスなどを一つひとつ比較して、自分たちが任せたい方をきちんと見きわめるのが良さそうです。


豊富な実績と誠実な姿勢、どちらも大切

家の老朽化対策やバリアフリー化などで家全体をリフォームする場合は、新築の家一軒をまるまる建てるのと同じノウハウや技術が必要になります。したがって業者選びも、住宅メーカーや工務店、設計事務所など、建築業の資格を持ち、リフォームだけでなく新築の実績もある業者のほうが安心でしょう。
そのなかでも、目先の安さやTVCMで有名だから選ぶのではなく、やりとりのなかで信頼できる業者かどうかを見きわめることは基本。見積もりにあいまいなところがないかや、細かい質問もはぐらかさずていねいに説明してくれるか、メリットばかりでなくデメリットも説明してくれるかなど、業者の信頼性もしっかりとチェックしましょう。


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