家づくりストーリー

栗東市・前田さま

イメージは老舗旅館
緑が映える白と窓が気持ちいい家

栗東市・前田さま

「我が家のテーマカラーは白と緑」。そう語るM様ご夫妻のお宅は、明るい白を基調に差し色のグリーンが清潔感と爽快感にあふれています。
コンセプトは「部屋に入るまでにワクワクするような感じの演出」。そして、外観的な特徴は1階のひさしと縁側のようなウッドデッキ、そして玄関のポーチの広さと天然木の格子。奥様いわく「イメージは伊豆の老舗旅館」。玄関を入ると足元の窓からセンスのいい坪庭を見ることができます。
新築なのに、どこか懐かしく温かい。奥様の言葉通り、随所にこだわりを発見するのが楽しいお家です。

3 歳の娘さん、1歳の息子さんの4人家族。壁の境目や窓枠も白、独立型キッチンで食器棚や冷蔵庫も見えないから余計な色が自に入らない。床は杉の無垢材。パス/洗面へ続く丸窓3つがかわいいドアは、水族館をイメージしてリビングライトとコーディネー卜。
立地条件のよい角地。玄関の目隠しにはカンボジアの天然木で風合い抜群の格子を。年に2回のお手入れも「家族行事にして楽しんでます」(奥様)
キッチンから見たリビングダイニング全景。リビング東側上部の窓から見える空が開放感を演出。下の窓は開閉式で通気が可能。廊下のない構造でリビングダイニングを広々とした空間に。リビング階段は絶対条件だったが、冬の寒さ対策のためにカーテンを設置する予定。
ウッドデッキとの段差を抑えて丘のようにした庭はお子様のお気に入りの場所。洗濯物はここに干すから動線がラク、ひさしが雨よけにもなって便利。
玄関から入ると右手側に見える坪庭が心を和ませる、和の空間が美しい。
右手側の箱庭側の上部には窓もあり、一面の白い壁と床の無垢材がよりいっそう明るく感じられる。
天井の梁ギリギリまで高く大きな掃き出し窓は、3枚分のスペースを2枚のガラスに。雨や曇りの日もライトがいらないくらい明るい。
あえてキッチンと続くドアをつくらないことで広くとった洗面は、標準より大きめ。写真手前には収納を設置、タオル類もしまっておける。
納戸は雛飾りと兜置き場が欲しくてつくったが、部屋としても機能。現在は手前を仕切って掃除機スペースに。
二ッチは縁に段差を殻けた額縁調。窓から柔らかな白差しが入るので、廊下も明るい。
無垢材床のリビングダイニングから独立、縦型にしたキッチンは4畳と広々。「いつも明るくて気持ちいい」と奥様。正面の窓や勝手口からの日差しが心地よい。床は手入れのしやすいP ( プラスチック) タイル。
2階ホール横はご主人とだわりのフリースペース。家じゅうの本を1カ所に集約した。「図書室がどうしても欲しかったんです。子供も本好きに育って欲しいですね」(ご主人)。
2部屋続きの子供部屋は、男女ということを考慮して最初から壁をつくった。無堀材の床は裸足でも暖かく、「傷がつきやすいといわれるけど、それも味」と奥様。
8畳の主寝室。現在は4人で使用中。2階は外観を重視してバルコニーをつくらなかったとのことで、雨の日用の室内物干しを設置。大き目のクローゼットで室内はスッキリ。
テーマカラーのグリーンを正面に採用したトイレ。床はキッチンと同じPタイルで部屋とは少し表情を変えました。
真っ白な壁と無垢材の床によるスタイリッシュな廊下。正面に設けたにニッチにセンスのよさが光ります。
瓦屋根とナチュラルカラーの塗壁調をベースにした和スタイル。目隠しにもなる玄関前の格子や庭の囲いが伝統的な意匠を感じさせて落ち着いたただずまい。
「建てる前から妄想していた通りの家になりました」と前田さまご家族。