僕がもう一度家づくりをするなら…家づくりアドバイザーの立場で考えてみた
2022.3.13 カテゴリー：厨子 浩二
みなさんこんにちは！
家づくりアドバイザーの林です。
実は僕、好きな食べ物の一つがラーメンです。昔は特別ラーメンが好きなわけではなかったのですが、学生時代に色々なラーメンを食べ歩き、その魅力にハマりました。僕のラーメンのルーツは天一こと天下一品ですが、年齢を重ねるごとにこってりスープを飲み干すのが段々としんどいなぁと感じています（笑）
そんな最近はもっぱら醤油ラーメンがお気に入りなのですが、DNAとは恐ろしいもので近頃は娘たちが「こってり食べに行こう」と誘ってきます…やっぱ親子ってそういうものなんですね（笑）
ところで、つい先日友人からこんなことを聞かれました。「この仕事をしてみて、もう一回家づくりをするならどんな事に気を付ける？」
考えてもみなかった事ですが少し印象的な質問だったので、今回は家づくりアドバイザーがもう一度家を建てるなら、どんな視点で家づくりをするのかを考えてみました！
僕がもう一度家づくりをするなら…家づくりアドバイザーの立場で考えてみた
最初に大前提として、僕はフィックスホームで家づくりアドバイザーとして仕事をしていますが今回は一人の住宅業界に身を置くものとして、色々な角度から考えていきたいと思います。
まず、僕の家づくり初期の状況をおさらいししていきます。
・実家の建て替えで、土地はあった
・仕事はアパレル勤務で年齢は30歳
・当時は子どもが1人でまだ1歳、将来的には子どもは2人を計画していた
・妻、子ども、母、妹と同居し、将来的にも母とは同居する予定
・近くに住宅展示場があったのでそこに何度も足を運んでいた
・資金計画はなんとなくで、3000万ぐらいで家が建つかなぁと思っていた
では、今だから振り返れるポイントを含め、順番に考えていきたいと思います。
資金計画の大切さ
僕の場合はありがたいことに土地がありました。なので、土地に関しては古家の解体費や一時的な引っ越しと期間中の賃貸の支払いぐらいです。でも、それ以前にまずは家づくりの総額にいくらかけてもいいのか？という全体感は感覚ではなく、数字で裏付けた方が安心安全な家づくりになります。家づくりの成功のポイントは「ひき算の家づくり」です。
僕もまずは保険会社や住宅会社でライフプランの相談をし、家づくりにかけてもいい総額を知ることによってその総額の中から土地・建物・諸経費と考えると思います。家づくりの入り口は絶対資金計画から考える事がおすすめです
家づくりで実現させたいことが自身や家族の幸せなのか？が大切
資金計画が把握出来たら、次はどこの会社で、どこの土地に、どのような家を建てるのか？を考えると思います。これはみなさん自身のこだわり、ご家族のこだわりによって無限に選択肢があると思いますが、大切なのは家づくりを通して何を実現したいか？かと思います。
大手ハウスメーカーで建てる、こだわり満載で資金計画も全く問題ないけど山奥の辺鄙な土地に家を建てる、特別な仕様もないし本当にごく一般的なサイズの家を建てる、みなさんはどれが正解だと思いますか？
僕は正直どれも正解だと思います。要はご自身やご家族が家づくりを通して幸せになるならその家づくりは大正解だと思います。
僕の場合は、土地は代々受け継いだものを自分がしっかりと守り後世へと受け継ぐ、二世帯のような暮らしが出来るかつ、ひとつ屋根の下でひとつの家族として暮らす。そして自身や家族の叶えたい事を総合し、僕の場合はハウスメーカーでお願いして家を建てました。
家づくり、最後は「人」
これは一番外せない部分かと思います。ハウスメーカーや工務店、ローコスト住宅等、住宅会社は無数に存在します。決してボランティアではなく、八百屋さんが野菜を売る商売のように、お施主さまはお客さまであって、どこの住宅会社さまも家を売る商売をしているのです。でも家に携わる仕事とは、単にお客様と商売人・店舗・会社の関係だけでは成り立たない世界かと思います。
「お客さまは全て自分の親兄弟、親友と思いなさい。そうすればおのずと自らの言動に現れるよ」本当にその通りだと思います。いくら自分の建てたい家で、理想の間取りで、理想の土地でも、本当にその担当者の方をパートナーとして選べますか？自身の家づくりに寄り添ってくれる、不安や悩みを一緒に解決する方法を考えてくれる、そんな積み重ねがやがて信頼へと繋がり、ご自身のパートナーとし迎え入れられるのだと思います。
自分たちの家づくりに共感してくれ、寄り添ってくれて、家を建てた後も長く付き合っていける「人」に出会う事が何よりの成功だと思います。
学びを通して…今だから思う、こうしたら良かったポイント
簡単なリフォームに対応できる構造
人生って本当に色々ありますよね？僕は当初子どもは2人の計画でしたが、嬉しいことに現在は3人の子どもがいます。ライフスタイルの変化に合わせて、子ども部屋問題等の簡単なリフォームを考えた時には、木造住宅のほうが柔軟性があると思います。
賛否両論のバルコニー
最近は不要と仰る方も多いです。僕の家はバルコニーが3つありますが、使っていない場所や定期的な掃除を考えたらバルコニーは要検討ですね。
フィックス窓を効果的に使う
バルコニーと同様に、最近は家の気密性や断熱性に非常に高い関心が寄せられ、窓自体の数が少ないお家が増えてきています。特に北向きの窓や単なる明り取り目的なら、性能面からを考えると開閉しないフィックス窓で十分かと思います。
最後に
いかがでしたか？今回は僕がもう一度家づくりをするならどんな視点で家づくりをするかという内容でお話しさせて頂きました。
現象面は本当にみなさんそれぞれの好みやこだわり、生活スタイルで大いに変わってくると思います。しかし、お金、家づくりの意味、そしてそのパートナー選びのこの3点がやはり一番重要なのかと思います。
これから家づくりをされるみなさんが最終的にどこで建てられるにせよ、お金・家づくりをする意味・パートナー選びのこの3点はしっかりと考え、みなさんの家づくりが幸せで楽しいもので、そして一生の思い出になるものになればと思います。
それでは、次回もおたのしみに！
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