
社会保険料が「値上げ・値下げ」となる時期です!滋賀県は?
2025.3.5 カテゴリー:今須 恵理子
みなさん、こんにちは^^
フィックスホームの恵理子です!
いつもブログを読んで頂きありがとうございます♪
今日は、社会保険料が「値上げ・値下げ」となる時期です!滋賀県は?です。
それでは、どうぞ~
社会保険料が「値上げ・値下げ」となる時期です!滋賀県は?
会社に勤務されている方は、お給与から控除される金額があります。
健康保険料、介護保険料(40歳~64歳)、厚生年金保険料、雇用保険料の4つプラス、「所得税」「住民税」が控除されます。
協会健保管掌の事業所における、健康保険料率が令和7年3月(4月納付分)から改定され、滋賀県は前年度に比べると引き上げになりました。しかし、介護保険料率が全国一律で下がっています。また雇用保険料率は減少になりました。
下がったり、上がったり・・・・果たして給与の手取り額はトータルでは上がるのでしょうか?下がるのでしょうか?
具体的に何がどうなった??手取りはどうなる??
滋賀県の2025年度の保険料率について、2024年度と比較した結果は以下のとおりです。
-
健康保険料率:
- 2025年度:9.97%
- 2024年度:9.89%
- 結果:増加
-
介護保険料率:
- 介護保険料率は全国一律で変更となります。
- 2025年度:1.59%
- 2024年度:1.60%
- 結果:減少
つまり、滋賀県の健康保険料率は2025年度には増加しますが、介護保険料率・雇用保険料率は減少します。では、具体的な例を挙げて見てみましょう。
【例1】
給与総額28万、滋賀県在住、一般業種、30歳(介護保険対象外)→控除額は28円のダウン
変更前:健康保険料13,846円+厚生年金保険料25,620円+雇用保険料1,680円=控除額合計41,146円
変更後:健康保険料13,958円+厚生年金保険料25,620円+雇用保険料1,540円=控除額合計41,118円
【例2】
給与総額28万、滋賀県在住、一般業種、45歳(介護保険対象)→控除額は42円のダウン
変更前:健康保険料(介護保険料含む)16,086円+厚生年金保険料25,620円+雇用保険料1,680円=控除額合計43,386円
変更後:健康保険料(介護保険料含む)16,184円+厚生年金保険料25,620円+雇用保険料1,540円=控除額合計43,344円
つまり、滋賀県は健康保険料率上がったので、手取り金額が全員が下がるのかと思いましたが、介護保険料率・雇用保険料率が下がったので、変更前よりも手取りが増える形になりました。
リンク>>>協会けんぽ・令和6年度保険料額表(令和7年3月分から)滋賀県
雇用保険料率が下がるのは2017年度以来、8年ぶりとなります。
2025年4月1日からの雇用保険料率は、以下の通り変更される予定です。
- 失業等給付に関する保険料率
- 労働者負担:5.5/1,000(農林水産・清酒製造、建設業は6.5/1,000)
- 事業主負担:5.5/1,000(農林水産・清酒製造、建設業は6.5/1,000)
- 雇用保険二事業に関する保険料率
- 事業主負担のみ:3.5/1,000(建設業は4.5/1,000)
雇用保険料率が下がるのは、コロナ禍を受けた雇用保険財政の悪化が経済回復に伴い収支改善したためで、引き下げは2017年度以来、8年ぶり。24年度の積立金は2.2兆円と、21年度から8割増となる見通しです。厚労省の試算によると料率を0.1%引き下げても、失業等給付の積立金残高は減少しないということです。
今回は、社会保険料が「値上げ・値下げ」となる時期です!滋賀県は?をご紹介させて頂きました。給与は、たとえ支給額が同じでも控除が多ければ、人によっては手取りは変わりますね。年齢によっては介護保険料の有無が違いますし、会社から遠いところに住んでいて交通費が高額になると社会保険料も高くなります。年に何回か、料率の改定・住民税の確定・社保の随時改定などがあるので、毎月同じ給与額が振り込まれる事は案外少ないのかもしれませんね。
それでは、今日はこの辺で(#^.^#)
また来週の水曜日にお会いしましょう!
お楽しみに~!!