
熱さが赤を通り越して青く輝く【映画感想BLUE GIANT】
2023.3.8 カテゴリー:今須 恵理子
みなさん、こんにちは^^
フィックスホームの恵理子です!
今日は「熱さが赤を通り越して青く輝く【映画感想BLUE GIANT】」です。
それでは、どうぞ~
熱さが赤を通り越して青く輝く【映画BLUE GIANT】
2月17日より公開されてる映画「BLUE GIANT(ブルー・ジャイアント)」を見に行ってきました!!中学でジャズを始めた主人公がさまざまな人との出会いを経て、ジャズプレイヤーとして、人として成長していく様子を描いた作品です。映画のキャッチコピーは「青く光るほど 熱く吹く。」
熱って、高温になると赤を通り越して青になるんですよね。
そう。だからこの映画のポスターの色は青なんです。そして世界一輝くジャズプレーヤーのことを「ブルージャイアント」と呼びます。
これだけで、この映画を見に行きたい!と思いませんか???何かに本気で取り組んだことのある人は、思い当たることがあるんじゃないかと思います。本当に熱く真剣に情熱を注ぎこんでる時って、逆に内側は静かなんですよね。その静けさは、このポスターの色のように、赤を通り越した青。
(写真は↑こちらのサイトからお借りしました)
映画のあらすじ
映画感想「とにかく映画館で見てほしい」
とにかく映画館で見て欲しい!!これに尽きます!
映画の1/4をライブシーンが占め、全編に渡ってJAZZや、テナーサックス、ピアノ、ドラムの音が鳴っています。「音」でみる映画です。セリフもかなりそぎ落とされていて、少ないです。
映画って台詞(言葉)を聞いて主人公達の気持ちを理解したり、映像を目で楽しむものだと思うのですが、この映画は「音で表された気持ち」を全身に浴びながら見るという感じです。なので途中から映画を見ながら泣いていたのですが、本当に自分の知らない間に涙がぽろぽろ流れる経験をしました。脳の言語処理をすっ飛ばして心を打たれました。
人とコミュニケーションを取っている時に、自分が話している言葉が自分の伝えたいそれを上手く表す事が出来てなくて、伝えたい事が伝わらないもどかしさを感じる時があります。でも、演奏する「音」って、時には言葉よりも沢山のその人の内面を内包し相手に届くのかなと思いました。そのまま、丸ごと、全部伝わる。映画の中で「内臓をひっくり返すくらい自分をさらけ出すのがソロだろ?君はソロが出来ないのか?」というセリフがあります。主人公たちが自分の全てをあらわそうとした音がそこにあります。小手先のテクニックや今までの経験を捨てたところにある自由なわたしがあらわす音。熱さが赤を通り越して青みを帯びた音。ネット上の映画評を読んでも、「号泣した」「鳥肌が立った」という感想が非常に多いのはその為なのかなと思います。
一方で映画を見終わって、あれ?と思った事がありました。主人公たちの奏でる音には彼らの全てが詰まっている。今までの努力と、奏でている時の真剣さも。それは違う見方をすれば、「全て露わになっている」。隠しようがない。自信たっぷりの顔をして堂々とした態度で演奏していても、何かから目を逸らしているなら、その事も音によって伝わる。映画の中ではそれを指摘される場面があります。
それはこのストーリーの中だけでなく、わたし自身の私生活においても同じだろうなと思いました。自分がしゃべる時の声のトーン。ふとした時の仕草。行動。表情。全部に今のわたしの在り方が露わになっている。表面を取り繕おうとしても、その取り繕うとしている様も実は出ている。
そうやって見ていると、背伸びをしたり、虚栄を張ったり、自分とは別の何かになろうとしたりしている事がなんだかバカバカしくもなってきます。ああ、そのままでいいんだ、と力が抜ける思いがしました。
わたしは音楽音痴でクラシックとか全く分からないし、ジャズに興味も全くなかったのですが、映画を見た次の日にYouTubeでこの映画のサントラを聞いたら、なんと音が立体的に聞こえました!!テナーサックス、ピアノ、ドラムがはっきりと聞き分けられて、ドラムが全体を支えていて、主人公のテナーサックスがその上で自由に踊ってるのがくっきり分かる!目から鱗です。。。。
主人公の真っすぐな姿勢や芯の通ったセリフ。楽器を奏でる描写の分かりやすさなど見どころは沢山あります。漫画が原作なのですが、読んでなくても十分楽しめる内容でした。特に最後のライブシーンは圧巻で、思わず拍手したくなる衝動に駆られました。全編を通じて、とにかく熱い映画です。約2時間の映画がもの凄く短く感じられました。家で見るテレビよりは、映画館の方が音が良いので是非とも映画館に見に行って頂きたいなと思います^^
エンディングの後に、短いですが重要なシーンがあるので席を立たずに最後までご覧くださいね。
リンク>>>>YouTube「映画『BLUE GIANT』予告編
ピアノ・音楽担当は上原ひろみさん、テナーサックスは・・・・
今回、世界的ピアニストの上原ひろみさんは、劇中で主人公たちが結成したグループ「JASS」がライブで演奏するオリジナル楽曲「FIRST NOTE」、「N.E.W.」、「WE WILL」の3曲だけでなく、劇伴音楽をほぼ全曲書き下ろし、演奏及びサウンド・プロデュースを務めています。
世界一のジャズプレーヤーを目指す宮本大のサックスを演奏するのは、国内外の有力奏者を対象にしたオーディションで満場一致で選ばれた馬場智章さん。仙台出身の大とは高校で同級生だった玉田俊二のドラム演奏は、石若駿です。
現在、上原ひろみさんは、ニューヨークのブルーノート(最も有名なジャズクラブ)で公演中です。私が映画を見に行った翌日に、偶然にもNY在住の友人が上原ひろみさんの公演をブルーノートに見に行っていました。そこで友人が撮影した上原さんがピアノを弾いてる動画を見たのですが(撮影OKなんだ・・・・)、めちゃめちゃやばかったです。10秒ぐらいの動画でしたが、情熱の塊。映画の中でピアニストの沢辺雪祈がソロパートで狂ったようにピアノを弾きますが、下手したらそれを上回るんじゃないかという感じで上原さんは激しく弾いていました。ジャズってかっこいいですね。
まとめ
最近立て続けに映画館でアニメを見ています。「すずめの戸締まり」「THE FIRST SLAM DUNK」そして今回の「BLUE GIANT」。全くジャンルの違う3つなので全く飽きずに見る事が出来ました。映画レビューサイト「映画.com」の評価点は以下の様になってます(3月7日時点)。ご参考にしてください♪
「BLUE GIANT」4.3点
「THE FIRST SLAM DUNK」4.2点
「すずめの戸締まり」3.8点
今回は「熱さが赤を通り越して青く輝く【映画感想BLUE GIANT】」をご紹介させて頂きました。自分自身が子供や家族に向きあう時に、この映画の主人公のように、余計な考え事に気を取られないでお腹の底から真正面に相手に向き合ってる時間がどれぐらいあるだろうと自分を顧みるきっかけになりました。また、映画を見ながら主人公の限界のない深さと大きさを感じながら、それは同じように自分にもその可能性があるように感じました。
それでは、今日はこの辺で(#^.^#)
また来週の水曜日にお会いしましょう!
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