今須恵理子のブログ

３、４月は健康保険料率・雇用保険料率が変わります！【給与】

2023.3.22　カテゴリー：今須恵理子

みなさん、こんにちは＾＾

フィックスホームの恵理子です！
暖かい日が続いて、早咲きの桜が咲きつつありますね。日曜日に石山寺に行ったら、カワズザクラやカンヒザクラがほぼ満開でした。大津湖岸のなぎさ公園も満開になってますね。これからの時期、沢山のお花が見れるので楽しみです。

今日は、３、４月は健康保険料率・雇用保険料率が変わります！【給与】です。

それでは、どうぞ～

３、４月は健康保険料率・雇用保険料率が変わります！【給与】

会社に勤務されている方は、お給与から控除される金額があります。
健康保険料、介護保険料（４０歳～６４歳）、厚生年金保険料、雇用保険料の４つプラス、「所得税」「住民税」が控除されます。
協会健保管掌の事業所における、健康保険料率が令和５年３月から改定され、滋賀県は前年度に比べると引き下げになりました。しかし、介護保険料率が全国一律で上がっています。また「雇用保険料」の料率が令和５年４月１日に上がることになりました。

下がったり、上がったり・・・・果たして給与の手取り額はトータルでは上がるのでしょうか？下がるのでしょうか？

具体的に何がどうなった？？手取りはどうなる？？

・健康保険料率（滋賀県）は９．８３％→９．７３％にダウン（マイナス０.１％）（従業員折半だとマイナス０．０５％）
・介護保険料率は１．６４％→１．８２％にアップ（プラス０．１８％）
・雇用保険料率は一般の業種で０.５%→０.６％（プラス０.１％）

上記の３点が変更になりました（厚生年金保険料は変更ありません）。では、具体的な例を挙げて見てみましょう。

【例１】
給与総額２８万、滋賀県在住、一般業種、３０歳（介護保険対象外）→控除額は１４０円のアップ

変更前：健康保険料１３，７６２円＋厚生年金保険料２５，６２０円+雇用保険料１４００円＝控除額合計４０，７８２円
変更後：健康保険料１３，６２２円＋厚生年金保険料２５，６２０円+雇用保険料１６８０円＝控除額合計４０，９２２円

【例２】
給与総額２８万、滋賀県在住、一般業種、４５歳（介護保険対象）→控除額は３９２円のアップ

変更前：健康保険料（介護保険料含む）１６，０５８円＋厚生年金保険料２５，６２０円+雇用保険料１４００円＝控除額合計４３，０７８円
変更後：健康保険料（介護保険料含む）１６，１７０円＋厚生年金保険料２５，６２０円+雇用保険料１６８０円＝控除額合計４３，４７０円

つまり、上記の条件の場合は、介護保険対象外の方でも控除額が１４０円上がります。介護保険対象（４０歳～６４歳まで）の方だと３９２円上がる結果になりました。
滋賀県は健康保険料率が少し下がったから手取りが増えるかなと期待してしまいますが、介護保険料率及び雇用雇用保険料率が上がったので、全体で考えると控除額は上がり、給与の手取り総額は下がってしまいますね。

何故、雇用保険料率は再び引き上げになったのか？

２０２２年度は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で雇用保険財政が悪化したことから、雇用保険料率は２段階に分けて引き上げられました。しかし、２０２３年４月１日で再び０．１％のアップになりました。

内訳としては労使折半とされている「失業等給付」と「育児休業給付」に関わる雇用保険料のうち「失業等給付」分が、労使それぞれ０．１％引き上げた形になっています。引上げ理由は去年と同様に、新型コロナウイルス感染拡大に伴う雇用調整助成金の特例措置により給付が膨らみ、財源が逼迫していることのようです。

まとめ

（↑石山寺にて３/１９撮影）

今回は、１０月から雇用保険料率が上がります！【給与】をご紹介させて頂きました。給与は、たとえ支給額が同じでも控除が多ければ、人によっては手取りは変わりますね。年齢によっては介護保険料の有無が違いますし、会社から遠いところに住んでいて交通費が高額になると社会保険料も高くなります。年に何回か、料率の改定・住民税の確定・社保の随時改定などがあるので、全く同じ給与が手取りとして振り込まれる事は案外少ないのかもしれませんね。

それでは、今日はこの辺で(#^.^#)

また来週の水曜日にお会いしましょう！

お楽しみに～！！

リンク＞＞＞＞恵理子のブログ記事一覧はこちらからどうぞ

↓↓↓フィックスホームは滋賀県（栗東）にある工務店です。ご興味ある方はぜひご覧ください。↓↓↓