楢崎 隆也のブログ

ガルバリウム・陶器瓦・スレートでおススメをするならどれか?

ガルバリウム・陶器瓦・スレートでおススメをするならどの屋根材か?

2023.3.4 カテゴリー:楢崎 隆也

こんにちゎ^^

住宅コンサルタントのならざきです!

フィックスホームは、大津市・草津市・栗東市・守山市周辺で、高気密高断熱の省エネ・エコ住宅を建てる工務店です。

 

家づくりを検討していく上で、どのような材料を使用するかは、住宅の寿命という意味でも非常に重要な部分になります。お手入れが不要で汚れにくく、耐久性の高い材料を使いたいと誰もが思うことだと思います。

 

ガルバリウム・陶器瓦・スレートでおススメをするならどの屋根材か?

ガルバリウム・陶器瓦・スレートでおススメをするならどれか?

その中でも屋根材については、外壁と同様に常に雨風にさらされる部分になりますから、汚れにくく耐久性も高い材料を選びたいものです。そこで今回は、日本の一般的な住宅で使用されることの多い、ガルバリウム鋼板、陶器瓦、スレートの3つのうち、価格や耐久性などを含め、おすすめする材料はどれなのかについて言語化をしておきたいと思います。

 

スレート

スレートの素材はセメントで、薄く板状に加工した屋根材のことを言います。コロニアルとかカラーベストと呼ばれることも多いです。施工方法としては、釘や接着剤などを用います。スレートの魅力は何と言っても価格と商品のバリエーションの豊富さです。当然のことながら、スレートの中でも商品グレードがありますので、全てが低価格とまでは言えませんが、屋根材の中では低価格に位置しています。

そのため全国的にも採用率が非常に高く、現在、日本の新築住宅では最も多く使用されている屋根材になります。対応できる施工業者が多く、防火性にも優れています。

デメリットとしては、耐久年数が短め(10年~15年程度)なので、こまめなメンテナンスが必要になり、手入れを怠ると強度が低下し割れやすくなります。また乾きにくい材料ですので、特に日陰や北に面した部分にはコケや藻が生えやすくなります。住宅のデザイン(アメリカンスタイルなど)によっては採用も検討したいですが、それ以外は個人的にはおすすめしません。

 

陶器瓦

陶器瓦は、皆さんもご存知のように粘土を焼いて作った、日本の伝統的な屋根材になります。昔の建築物のような分厚いいぶし銀の瓦もありますが、現在の一般住宅では厚みを抑えた平瓦を使用することが多いです。陶器瓦の最大のメリットは、割れたりしなければ、50年以上はノーメンテナンスという耐久性です。

デメリットについては、重量が重いことや価格は高めになることです。また高気密高断熱住宅仕様で、天井断熱を採用する場合には問題ありませんが、屋根断熱工法を選択する場合には、通気層を上手く取れるような金物が存在しないため、フィックスホームではおすすめしていません。

さらに最近、設置されることが多くなった太陽光発電システム(屋根設置タイプ)を採用する際、太陽光パネルを固定するための架台を設置する際に穴を開ける必要があるため、長い目で見た時の雨漏れのリスクを考えておかなければなりません。

耐久性という意味では、陶器瓦は非常に魅力的ではありますが、最近の家づくりに求められることを合わせて検討するなら、一番に陶器瓦をおすすめできない状況です。

 

ガルバリウム鋼板

近年、採用率が非常に高まってきているのがガルバリウム鋼板です。トタンの弱点であったサビやすさをクリアし、20年~30年にわたる長期間、高い防水性を発揮する材料です。

素材は金属ですから、高い耐久性に加えて防火性も高く、陶器瓦に比べて継ぎ目が少ないため、屋根勾配が緩くても台風時の雨の吹き込みの心配ありません。また材料としては、薄い金属で作られているため陶器瓦などに比べて非常に軽く、価格もそれほど高くありません。

一方で、錆びにくくなったとは言え金属ですから、表面の傷やへこみには弱いこと、激しい雨の時などは雨音がうるさいなどというデメリットがあります。

太陽光発電システムとは相性が良く、ガルバリウム鋼板特有のレール部分を挟み込むような金物を使用すれば、パネル固定用の架台設置の際に、屋根に穴を開ける必要がないため、雨漏れの心配もかなり軽減します。

スタイリッシュな外観の家以外にも、切妻や片流れなどのデザインにもマッチするため、総合的に考えてフィックスホームではガルバリウム鋼板の屋根材の採用をおすすめしています。

 

最後に

屋根材は、外観のデザインを左右することに加え、高い耐久性が求められる部分です。数十年もの間、出来るだけメンテナンスや費用のかからない材料を選んでおくことで、トータルコストを下げることも可能です。また新築時には検討していなくても、今後の電気料金の値上げに伴い、もしかしたら将来、太陽光発電システムの導入を検討する時期がくるかも知れません。

そのような時でも、余計な費用や心配をすることなく太陽光発電システムを設置するには、新築時の屋根選びの時から、このような想定をしておく必要があります。何か気になることがありましたら、遠慮なくご相談ください。

 

★家づくりは望む人生を手に入れる手段です。望む人生を手に入れられないとしたら、家づくりが成功したとしても、意味がないと私たちは考えます。

人生は家づくりだけで考えないで下さい。私たちと一緒に望む人生を手に入れましょう。この記事があなたの望む人生を手に入れるお役に立てれば幸いです。

 

それでは、また~^^/

 

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