楢崎 隆也のブログ

住宅関連の補助金をあてにして資金計画をしてはいけない

2022.10.22 カテゴリー:楢崎 隆也

こんにちゎ^^

住宅コンサルタントのならざきです!

フィックスホームは、大津市・草津市・栗東市・守山市周辺で、高気密高断熱の省エネ・エコ住宅を建てる工務店です。

 

2022年度から、家づくりをされる方向けの優遇制度の在り方が大きく変わってきています。「2050年までにカーボンニュートラルの実現を目指す」という国の大きな政策転換に伴って、新築住宅については2024年から、従来の補助金だけにとどまらず、税制やフラット35についても、省エネ基準への適合が必須化され、優遇措置の要件としてZEHが適用されることになっています。

 

住宅関連の補助金をあてにして資金計画をしてはいけない

今、家づくりをされる方向けに、さまざまな優遇措置や減税がありますが、内容は非常に分かりにくく、はたして自分たちがその恩恵を受けられるのかどうか、判断に迷う方も多い一方で、発表されている補助金は全て受け取れると思い込んで、資金計画を考える方もいらっしゃいます。

確かに国が発表している以上、受けられる対象者はいます。しかし補助金や減税を受けるためには、先にお伝えした住宅の基準をクリアするなど、適用される条件があり、まずはそれを満たしていることと、基準をクリアしている公的な証明書が必要になること、さらに工事完了時(引渡し)の完了報告を、基本的には年度内に提出しなければならないという締め切りがあるため、こられの条件が全て満たされた時、補助金等を受けられる仕組みになっています。

 

計画通りのスケジュールにならないことも想定しておく

家づくりは、予期せぬ出来事により、スケジュールがずれ込む可能性もあります。例えば、仕様の打ち合わせが通常より長くかかってしまったり、建て替えなどの場合は、引っ越しや解体工事の遅れ、境界の問題、新規分譲地の場合には宅地の完成時期が遅れるなど、当初に計画していた時期より数週間~数か月の遅れが生じることもあります。

そのため補助金の公募時期を過ぎてしまったり、予算が上限に達してしまい申込が出来なくなってしまう可能性もあります。どうしても補助金を受けるためには、建築計画を次の年度までスライドさせなければならないこともあるため、家の完成引き渡し時期が、かなり遅れてしまうこともあります。

 

基準をクリアするために

補助金の交付を受けようとすると、それぞれの補助金を受けるための基準をクリアしなければなりません。ZEH基準であったり、長期優良住宅であったり、クリアする方法はいくつかあるものの、依頼している住宅会社や工務店の標準的な建物ではクリア出来ていない場合は、住宅性能をUPさせたり、省エネ基準を満たすために採用する商品のグレードを変更したりする必要が出てきます。

おそらくその場合、建築費が減額になることは考えにくく、どちらかと言えばコストUPになることばかりではないかと予想します。そもそも補助金という名の通り「補助」ですから、高品質な住宅を建てるために掛かった費用の一部を補助しますというのが本来の意味になります。

住宅ローン減税のように、ほとんどの方が要件を満たして、支払った所得税等から一部を控除して返してあげますという意味合いのサポートもありますが、こども未来住宅支援事業をはじめ、地域型グリーン化事業、ZEH支援事業など、高い省エネ性能を求められる住宅を建てようとすると、一般住宅に比べて間違いなく建築コストはUPします。

その一部を補助しましょうという意味ですから、補助金の案内に書かれている金額が、まるまる手取りになる訳ではありません。さらに、これも先にお伝えをしましたが、高い省エネ性能を有する住宅であるということを、公的書類により証明しなければなりませんので、建築コストに加えて、それらの申請費なども必要になります。

ですから、さすがに補助金を受け取るためにかかった費用と、受け取った補助金の額が逆転することはないものの、補助金の額だけに注目してしまい、その金額をあてにして資金計画を組んでしまうと、万一、その補助金を受けられなかった時に、たちまち家づくり計画がとん挫してしまうことだってあり得ます。

またこれらの減税や補助金は、完了報告のあとで受け取ることになりますので、当初の資金計画は、基本的に自分たちの借り入れた住宅ローンと自己資金で成り立つ計画で進めなければいけません。

補助金の基準を満たしているのなら、狙っていくことは必要ですが、確実に受け取れる減税や補助金以外は、受け取れたらラッキーくらいの気持ちで進めていくのが理想と言えます。

 

最後に

今回は、住宅関連の補助金をあてにして資金計画をしてはいけないということで、減税や補助金を受けるためにクリアしなければいけない基準や、補助金を受けるためには住宅性能や建築時期なども考慮しなければならないことなどをお伝えをしてきました。

いずれにしても減税や補助金を受け取れるのは、家の完成引き渡し後になりますので、検討されている住宅会社や工務店の担当者とよく相談をしながら進めていくことにしましょう。何か気になることがございましたら、遠慮なくご相談ください。

 

★家づくりは望む人生を手に入れる手段です。望む人生を手に入れられないとしたら、家づくりが成功したとしても、意味がないと私たちは考えます。

人生は家づくりだけで考えないで下さい。私たちと一緒に望む人生を手に入れましょう。この記事があなたの望む人生を手に入れるお役に立てれば幸いです。

 

それでは、また~^^/

 

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