楢崎 隆也のブログ

建築コストが予算オーバーしてしまう最も大きな3つの要因とは?

建築コストが予算オーバーしてしまう最も大きな3つの要因とは?

2023.4.25 カテゴリー:楢崎 隆也

こんにちゎ^^

住宅コンサルタントのならざきです!

フィックスホームは、大津市・草津市・栗東市・守山市周辺で、高気密高断熱の省エネ・エコ住宅を建てる工務店です。

 

ウッドショックや原油の高騰による木材や樹脂、金属などの価格高騰で、ますます住宅価格が上がってしまって、想像していた予算内で家づくりが出来るのか、不安に感じられている方も多いかも知れません。家づくりの予算を考える時、月々の返済額や完済年齢、現在の家賃、同僚の家づくり予算など、参考にされることは多いと思います。

 

建築コストが予算オーバーしてしまう最も大きな3つの要因とは?

建築コストが予算オーバーしてしまう最も大きな3つの要因とは?

特に最近ではYouTubeやInstagramなどのSNSで、素敵な家の紹介がされていて、採用して良かったとか後悔したなど、家づくりの先輩の意見を見聞きできることで、非常に参考になる一方で、実際に紹介されていたことを実現するのには、どのくらいの費用が掛かるか分からないまま、理想ばかりが高くなってしまい、予算とのバランスが悪くなっている方もいらっしゃるかも知れません。

そこで今回は、住宅建築のための予算が想定してるよりオーバーしてしまう最も大きな3つの原因について、整理してお伝えしていきたいと思います。

 

家の面積が大きくなるとコストUP

住宅は、基本的に面積が大きくなると、価格は必ず上がります。家が大きくなるという事は、屋根、外壁、基礎、床、壁、天井など、あらゆる部分の工事範囲が大きくなります。

会社によって坪単価で建物価格を算出する会社もあれば、実際の図面をもとに積算を行い建物価格を算出する会社など、その算出方法はさまざまですが、いずれにしても工事範囲が大きくなれば、必ず価格は上がります。

そこで、建物の要望を伝える際に気を付けたいのは、「〇〇坪くらの家にしたい」とか「リビングは〇〇畳以上は欲しい」などという伝え方は、極力しないようにすることで、面積が大きくなり過ぎるのを抑えやすくなります。

恐らく、〇〇坪や〇〇畳というのは、ご実家やお友達などの家の広さ、部屋の広さを参考にされていると思いますが、具体的な広さを伝えてしまうと、設計士というのは出来るだけお客さまの要望を満たそうとするため、どうしても家が大きくなってしまう傾向が強いのです。

 

1階と2階の面積が極端に違うとコストUP

最近の間取りのご要望をお聞きしてると、多くの方が2階より1階に重点を置かれていることがよく分かります。長い目で見た時に、いずれ2階にはあまり行かなくなり、1階で生活が完結する方が理想的です。

1階にウォークインクローゼットが欲しい、洗面室と脱衣室を分けたい、玄関から手洗いスペースや洗面室への動線が欲しい、シューズクロークを通り抜けて室内へ入りたいなど、1階に対する要望が多くなっているのに比べ、2階は寝るだけの空間があれば多くは望まないし、バルコニーもいらないなど、2階に求められることが少なくなっている傾向が強いです。

このようなご要望を間取りにすると、同じ面積の総2階建て住宅の家と比べると、少なくとも1.2倍~1.3倍くらいのコストUPになってしまうのではないかと思います。しかし、だからと言って、必要もないのに1階の面積に合わせて2階を大きくするのも無意味です。

そのような場合の見直し案としては、本当にそのスペースが1階になければ困るのか、逆に2階に設置してもよいスペースはないのかなど、優先順位に合わせてバランスを整えていくようにしましょう。

 

住宅設備機器に凝り出すとコストUP

住宅設備機器メーカーのショールームに行くと、多くの場合、一番目立つところに最高級のキッチンやお風呂が展示されていて、真っ先に目に飛び込んできます。そのあとに、一般的なキッチンやお風呂を見ると、どうしても見劣りしてしまうものです。

また同じ用途の機器(食洗機やコンロ、IHヒーター、レンジフードなど)でも、段階的に機能に違いがあり、多機能で高性能な商品ほど、当然のことながら価格は高くなっていきます。もともと住宅設備機器は、住宅価格の中に占める割合も高めですから、高グレードの商品を選んでしまうと、すぐに数十万円~100万円近くのUPにつながってしまうことも多いです。

家の中でも目立つ部分ですから、気に入った商品を選びたいという気持ちは十分理解できますが、20年前後で傷んでくる可能性が高いことを考えると、あまりに予算をかけすぎるのも考えものだと思います。

 

最後に

今回ご紹介した3つ以外にも、家のコストがUPしやすい原因はたくさんあります。あえて構造や断熱性、気密性などの住宅の基本性能部分には触れなかったのは、これらの部分は暮らし方や工夫だけでは、解決できない部分だからです。

これまで大勢の方々の家づくりをお手伝いする中での感覚としては、お客さまが要望されている内容での住宅予算感と、実際の住宅価格とでは、およそ200万円~300万円くらいは少なくとも開きがあることが多いという印象です。

予算内で家づくりを収めるためにも、要望にはしっかりと優先順位を決めたり、いくらまでなら採用する、いくら以上かかるなら諦めるなど、予めご家族で基準を決めておかれると判断がしやすくなります。何か気になることがありましたら、遠慮なくご相談ください。

 

★家づくりは望む人生を手に入れる手段です。望む人生を手に入れられないとしたら、家づくりが成功したとしても、意味がないと私たちは考えます。

人生は家づくりだけで考えないで下さい。私たちと一緒に望む人生を手に入れましょう。この記事があなたの望む人生を手に入れるお役に立てれば幸いです。

 

それでは、また~^^/

 

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