楢崎 隆也のブログ

建築資材や土地価格の高騰と将来の電気料金から家づくりの建て時を考えてみる②

2022.10.8 カテゴリー:楢崎 隆也

こんにちゎ^^

住宅コンサルタントのならざきです!

フィックスホームは、大津市・草津市・栗東市・守山市周辺で、高気密高断熱の省エネ・エコ住宅を建てる工務店です。

 

建築資材や土地価格の高騰は、これから家づくりを検討される方にとって大きな関心事だと思います。そこに、将来の電気料金やガス料金の値上がりを加えると、実際の家の建て時というのは今なのでしょうか。それとも価格が落ち着くかも知れない数年先にした方がいいのでしょうか。

 

建築資材や土地価格の高騰と将来の電気料金から家づくりの建て時を考えてみる②

先日の続きをお話ししていくのですが、今回は、身近な話題を題材に考えていきたいと思います。例えば、エアコンの価格を元に考えてみましょう。ここに3つのエアコンがあるとします。①本体価格が198000円と一番高く、その代わり年間の電気代が25000円と最も安く済むエアコン。②本体価格は125000円の中位機種で、年間の電気代が35000円とこちらも真ん中のエアコン。③3つの中では最も本体価格の安い63000円ですが、年間の電気代は最も高い42000円のエアコン。皆さんなら、どのエアコンを購入するでしょうか。

今回のブログは、この3つのエアコンの価格を元に、建築資材や土地価格の高騰と将来の電気料金から家づくりの建て時を考えてみることにしましょう。

 

初期コストとランニングコストのトータルで考える

現在の電気代でも、①のエアコンを10年使ったら元が取れます。先日のブログで詳しく解説をさせていただきましたが、今後、電気代が上がるだろうという背景を知ったら、③のエアコンなんて使えないのではないでしょうか。10年で元が取れるとお伝えしましたが、もし今後、電気代が予想以上に上がってしまったら、もしかしたら10年もかからないかも知れません。

実際、今のエアコンは10年でほとんど壊れません。使い方が正しければ、20年くらいは使えるかも知れません。20年ならばどれだけ差が付くのでしょうか。今後、さらに電気代が上昇する可能性を考えると、どれだけ差が付くのかを考えると恐ろしくなります。20年後の電気代は、どうなっているのでしょうか。

恐らくほとんどの方は、20万円近くもする①のエアコンが高く見えたと思います。なので③は電気代が勿体なく感じるので、②がいいかなと思われたことでしょう。背景を詳しく知らなければ、多くの方は、価格も年間の電気代も真ん中の②を選ばれるのではないでしょうか。

現在は国も電気代が上がらないように補助をしていますが、この先はそれも見込めなくなるかも知れません。お給料はなかなか上がらないのに、電気代は上がらざるを得ないのです。色々な背景を知ったら、選択するのは①一択になってしまいます。また定価が高い分、さまざまな機能も付いていて、きっと良い選択になるでしょう。

つまり、これは家も同じことが言えます。初期コストだけでなく、将来のランニングコストや光熱費など、色々な状況を総合的に判断してお得な選択をすることが非常に大事です。

 

円安は建築コストにも影響が

建築材料のお話しもしていきましょう。円安の影響は、もちろん建築材料にも波及しています。建築材料の多くは輸入品になります。よって国内での建築材料が値上がりしています。とても高くなっていて、フィックスホームも非常に痛い思いをしています。それでは、この後、建築材料の価格はどうなるでしょうか。実は製造メーカーや仕入先の商社などの話しを聞くと、多くの人が値段は戻らないと予想しているようです。

円安だから色々な物の価格が上がっていると感じている人もいると思いますが、ニュースなどで円安が報じられる前から、実は輸入品は上がり続けています。普段の暮らしの中でも、さまざまな物の値上がりを感じている方は多いと思います。また、これからもっと上がるだろうというのが経済学者の見立てです。昔はこの物価上昇に合わせて、給料も上がっていましたが、日本人の給料は90年代よりも下がったままなので、生活が厳しくなることが予想されます。

 

長期金利が上がりそう

住宅ローンの金利は10年国債利回りの動きで決まると言われています。その金利は30年間下がり続けてきました。しかし夏頃から大手銀行が長期金利を引き上げました。しかし現在のところ、10年国債利回りは変わっておらず、実は普通では考えにくいことが起こっています。

黒田総裁は金利を上げないと言っており、今のところは10年国債利回りは変わっていませんが、実は彼らは上がることが分かっているのです。

なぜ大手銀行は、長期固定金利だけを上げて、変動金利は下げているのでしょうか。これは銀行が、変動金利で住宅ローンを組んで欲しいからなのです。銀行の作戦としては、今はなるべく短い変動金利で組んでもらい、今後の金利上昇に備えるというもののようです。1度、変動金利で組んでもらえれば、あとは銀行主導で金利を上げていくことは容易なので、銀行にリスクはありません。

このため、今のような金利が上がりそうな状況(金利が上がりそうな状況だからこそ)でも、銀行側は変動金利を下げて、なんとか変動金利で借りてもらうように誘導しているのです。これから住宅ローンを組もうとする方は、出来るだけ長期固定金利を選ぶ方がリスク回避をすることができると言えると思います。

もし金利が上がると、返済総額はどのくらい変わるのでしょうか。例えば4000万円を35年返済で借り入れた場合、金利が1.5%だと返済総額は5140万円余り。金利が2.5%になると、総返済額は約6000万円にもなります。今なら全く同じ家が、金利差だけで、約860万円も安く建てられるという考え方もできるのです。

 

最後に

先日と合わせて2回に渡り、建築資材や土地価格の高騰と将来の電気料金、金利上昇のリスクなどから、家づくりの建て時を考えてきました。全世界のエネルギー事情による今後の電気代の高騰、円安による電気代や建築資材の高騰、金利上昇が予想されるので、住宅ローンは長期固定を選ぶ方が望ましいというお話しをしてきました。

皆さんが、どこの住宅会社や工務店で家を建てても構いません。でも、もし家を建てるのが決まっているのであれば、いち早く35年固定で金利を確定させ、長期のランニングコストが安い家を建てるのがお勧めです。

今、考える限り、今後は不利になる状況証拠しかありません。本当は3年前だったら良かったでしょう。しかし時計は戻せません。せめて今が一番お得だと思ってください。フィックスホームでなくてもいいので、今、どこかの会社でお建てください。何か気になることがございましたら、遠慮なくご相談ください。

 

★家づくりは望む人生を手に入れる手段です。望む人生を手に入れられないとしたら、家づくりが成功したとしても、意味がないと私たちは考えます。

人生は家づくりだけで考えないで下さい。私たちと一緒に望む人生を手に入れましょう。この記事があなたの望む人生を手に入れるお役に立てれば幸いです。

 

それでは、また~^^/

 

2022年10月 栗東市上砥山 完成現場見学会のお知らせ

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■開催時間 : 10時~16時まで(ご希望日により、受付可能時間が異なりますのでご注意下さい)

※完全予約制の見学会です。
※WEBご予約の締め切りは、2022年10月15日(土)17:00まで。

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