楢崎 隆也のブログ

思い込みや検討不足による間取りの失敗例と後悔ポイント②

2022.9.7 カテゴリー:楢崎 隆也

こんにちゎ^^

住宅コンサルタントのならざきです!

フィックスホームは、大津市・草津市・栗東市・守山市周辺で、高気密高断熱の省エネ・エコ住宅を建てる工務店です。

 

間取りづくりは、家づくりの前半戦の山場です。前半戦とは言っても、その間取りで建築を進めれば、大規模リフォームでもしない限り、家事動線や使い勝手を大きく変えることは出来なくなってしまいます。簡単には変えることのできない間取りだからこそ、多くのお客さまは、間取りづくりに時間を掛けますし、お手伝いしている僕らも熱が入ります。

 

思い込みや検討不足による間取りの失敗例と後悔ポイント②

ある意味、間取りはパズルと似ている部分もありますが、実はパズルのように決まった正解がある訳ではなく、その家に住まわれるご家族が使いやすく納得のいく間取りであれば、それが正解になります。

その正解にたどり着くためには、単にそれぞれのスペースを並べるだけでなく、斬新なアイデアや新たな使い方の提案も含めて間取りに盛り込んでいく必要があります。

逆にお客さまと担当者が同じ方向に向いて、1つの間取りを作り上げていくことが出来なければ、残念な間取りが出来上がってしまうことになります。そこで今回は、思い込みや検討不足による、よくある間取りの失敗例や後悔ポイントの第2弾ということで、他のポイントについても詳しく解説をしておきたいと思います。

 

広さの失敗

間取りを検討する時、図面では実際の広さの感覚というのが分かりにくい、把握しにくい場合も多いです。ただ建築地の面積にも限界がありますし、建築物というのは各種の法令制限を守って建てなければならない関係で、無限に広くできる訳ではなく、またそこには予算との兼ね合いも出てきます。

間取り検討の最初の段階では、実現したいことも多く間取りの中にアレもコレもと詰め込みすぎて、思いのほか家のサイズが大きくなってしまうこともあります。そのまま建てると予算を大きくオーバーしてしまうことから、今度はコンパクトにする検討をしなくてはならなくなります。

ただ間取りの中に取り入れる優先順位がご家族で共有出来ていないと、ご夫婦間、ご家族間で、譲れない事ばかりになり、最終的には使いにくい家になってしまったという失敗が起こる可能性もあります。

使用頻度の低いスペースを広く取ってしまったり、やたらと収納が気になり、肝心の部屋が使いづらくなってしなったなどの失敗につながらないようにするためには、見学会などで実際の広さを体感しながら間取りを作っていくことが大切です。

 

コンセントやスイッチの失敗

間取りの失敗とまでは言わないまでも、コンセントや照明のスイッチの場所を、もう少し検討すれば良かったという声は意外と多いものです。いくら現代の家は収納計画もしっかりと考えられているとは言え、家具を全く置かないというご家庭は少ないように思います。また長く住んでいるうちに、新築時は想定していなかった家具を置く必要が出てくることもあります。

我が家でも、子どもが生まれてから、子どもの着替えなどを収納するために、家具屋さんで腰高くらいのチェストを購入したのですが、よくある建築モジュールとは関係のないサイズで作られている家具だったために、設置場所によっては、せっかく作ったコンセントが隠れて使えないとか、家具を壁際にくっつけて置けないということが起こりました。

またドアを開けたままだと照明のスイッチがドアの後ろに隠れてしまったり、引き戸を多用したために、スイッチの設置できる壁が遠く、手探りでスイッチの場所を探さなくてはならないなど、生活をするのに不便極まりないとまでは言わないものの、小さなストレスを感じてしまう箇所が出来る可能性もあります。

間取りの設計者は、ご家族の希望を叶えつつも、実はその他の視点(例えばスイッチやコンセント、エアコン設置場所など)からも検討した上で、ドアや引き戸、窓の配置などを考えています。引っ越し後も使う予定の家具や家電などはリスト化しておき、どの部屋で使うのかも考慮して間取りを検討するようにしましょう。

 

バルコニーやウッドデッキの失敗

最近では、将来のメンテナンスのことも考え、バルコニーは不要だとおっしゃる方も増えていますが、その一方で、まだまだバルコニーは欲しいという方もいらっしゃいます。ただ防犯上のことや外から見た家のデザイン性などを考慮すると、いずれは間取りからバルコニーは消滅してしまうかも知れません。

時代が変わり、暮らし方や洗濯物の干し方などが変化する中で、バルコニーが本当に必要なのかどうかは、ご家族でよく話し合っておかなければいけない時代になりました。

またバルコニーと同じように、外構工事で設置することの多いウッドデッキも、よく検討しておく必要があります。「引っ越したら、庭でバーベキューがしたいのでウッドデッキを付けたい」という方は非常に多いのです。もちろん、広々とした土地があり、のどかな地域での家づくりであれば、バーベキューだって好きなように出来るかも知れません。

しかし、通勤や通学、利便性の高い地域での家づくりの場合はどうでしょうか。果たして住宅地のど真ん中で、3方が隣家に囲まれている状態でバーベキューをするということが、いかにハードルが高いかということも想像しておく必要があります。

間取りだけに注目していると、つい、このような屋外や隣家との位置関係を忘れてしまって、自分の家を中心に考えがちですが、このあたりは土地選びの時点から、新居で実現したいこととして考慮しておかなければ、選んだ土地では実現しにくいことも出てきてしまうということです。

 

最後に

今回は、簡単には変えることのできない間取りだからこそ、時間と熱量を持ってご検討いただきたいということで、思い込みや検討不足による、よくある間取りの失敗例や後悔ポイントんぼ第2弾として、前回お伝えしたこと以外の部分も詳しく解説をしました。僕らは、これまで大勢のお客さまの家づくり、間取りづくりをお手伝いしてきた経験から、間取りづくりに関するたくさんのアイデアを持っています。

そこにエコ住宅やパッシブ設計、冷暖房計画といった考え方を加えて、それぞれのご家族にピッタリの世界にたった一つしかない間取りを作ることができます。可能性が無限大の間取りづくり、一緒にやってみませんか。何か気になることがございましたら、遠慮なくご相談ください。

 

★家づくりは望む人生を手に入れる手段です。望む人生を手に入れられないとしたら、家づくりが成功したとしても、意味がないと私たちは考えます。

人生は家づくりだけで考えないで下さい。私たちと一緒に望む人生を手に入れましょう。この記事があなたの望む人生を手に入れるお役に立てれば幸いです。

 

それでは、また~^^/

 

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■開催場所 : 滋賀県草津市若草
■開催日時 : 2022年9月9日(金)・10日(土)・11日(日)の3日間
■開催時間 : 10時~16時まで(ご希望日により、受付可能時間が異なりますのでご注意下さい)

※完全予約制の見学会です。
※WEBご予約の締め切りは、2022年9月10日(土)17:00まで。

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