楢崎 隆也のブログ

思い込みや検討不足による間取りの失敗例と後悔ポイント①

2022.9.6 カテゴリー:楢崎 隆也

こんにちゎ^^

住宅コンサルタントのならざきです!

フィックスホームは、大津市・草津市・栗東市・守山市周辺で、高気密高断熱の省エネ・エコ住宅を建てる工務店です。

 

間取りづくりは、家づくりの前半戦の山場です。前半戦とは言っても、その間取りで建築を進めれば、大規模リフォームでもしない限り、家事動線や使い勝手を大きく変えることは出来なくなってしまいます。簡単には変えることのできない間取りだからこそ、多くのお客さまは、間取りづくりに時間を掛けますし、お手伝いしている僕らも熱が入ります。

 

思い込みや検討不足による間取りの失敗例と後悔ポイント①

ある意味、間取りはパズルと似ている部分もありますが、実はパズルのように決まった正解がある訳ではなく、その家に住まわれるご家族が使いやすく納得のいく間取りであれば、それが正解になります。

その正解にたどり着くためには、単にそれぞれのスペースを並べるだけでなく、斬新なアイデアや新たな使い方の提案も含めて間取りに盛り込んでいく必要があります。

逆にお客さまと担当者が同じ方向に向いて、1つの間取りを作り上げていくことが出来なければ、残念な間取りが出来上がってしまうことになります。そこで今回は、思い込みや検討不足による、よくある間取りの失敗例や後悔ポイントについて、詳しく解説をしておきたいと思います。

 

収納の失敗

図面に「収納」と書かれているだけで安心される方がいらっしゃるかも知れませんが、収納の幅と奥行きは非常に大切です。基本的に収納は、そのスペースで使用する物が、同じ空間で収納できるように作るのがポイントです。

脱衣室ならタオルや着替えが入れられるようになっているとか、リビングでは書類や小物が入れておける収納を作る、各居室の収納は洋服が掛けられるようになっていたりと、空間ごとに収納する物が違えば、必要な幅や奥行きが違います。

図面では収納がたくさんあるように思えても、実際に見学会などで視覚的にも確認しておかなければ、本当にしまいたいものが収納できるか分かりません。また収納内部の棚やパイプなども、住宅会社や工務店によって標準的な収め方は違うものです。図面に表記されているからと安心せずに、しっかりと自分の目で確かめておくことを心がけてください。

 

動線の失敗

例えば家事動線は、家事の経験が少ない人が作ると、どうしても想像の域を脱しませんので、あまり画期的なアイデアは思い浮かびません。ご夫婦共働きの場合などは、家事を分担されることも多いと思いますが、洗濯が終わったら、どこで干し、どこに片づけるのか。毎日、着る服が決まっているのか決まっていないのか。

主にお料理をするのはご主人さまが奥さまか、家族の生活の時間帯にはズレがあるのかないのかなど、ストレスなく暮らすためには、暮らしぶりを想像しながら間取りを作成しなければ、良い間取りは出来上がりません。

また通路などの幅は、棚などの出っ張り、家具や家電の設置した時の寸法などが考慮されていないと、置いたら人が通れないということも考えられます。回遊型動線になっていれば便利という訳でなく、外出時や帰宅時に、流れるように移動していける動線が最もストレスを感じにくく、さらに時間短縮にもつながります。生活動線の失敗は、いつもの自分の行動パターンを反映した間取りになっているかどうかを検討することで、防ぐことができます。

 

窓の失敗

「明るい家にしたい」からと言って、やたらと大きな窓を付けたがる人もいらっしゃいます。昭和の時代はそれがスタンダードであったかも知れませんが、時間の経過とともに現在では窓に対する考え方も大きく変化しています。

効果的に窓を配置するためには、日照シミュレーションなどを活用して、方位と周辺の建物の影響を加えた日射取得と日射遮蔽も考慮した窓のサイズと配置をしなければ、夏には暑く冬には寒い家になってしまいます。もちろん良い景色が見える位置には、窓が欲しいという場合もあります。しかし隣のお家の外壁しか見えないのに、南側だからと言って本当に大きな窓が必要なのかは、冷静に判断していかなくてはなりません。

また風通しが悪いのは嫌だということで、窓をたくさん付けたいという方もいらっしゃいます。しかし地球環境も変化していて、いくら四季のある日本だとは言え、窓を開けていて本当に気持ちの良い季節というのは、4月の中旬頃から5月の中頃と、10月中頃~11月後半の、1年を通してもわずか3か月ほどしかありません。

さらに春や秋には花粉症の心配がある方にとっては、いつ窓を開ける?ということにもなりかねません。ということは、昔のように窓を開けて空気の入れ替えをするという意味より、ある程度の明るさを確保するために窓を付けるという意味の方が、現代では強いと言えるのではないでしょうか。

 

最後に

今回は、簡単には変えることのできない間取りだからこそ、時間と熱量を持ってご検討いただきたいということで、思い込みや検討不足による、よくある間取りの失敗例や後悔ポイントについて、詳しく解説をしてきました。僕らは、これまで大勢のお客さまの家づくり、間取りづくりをお手伝いしてきた経験から、間取りづくりに関するたくさんのアイデアを持っています。

そこにエコ住宅やパッシブ設計、冷暖房計画といった考え方を加えて、それぞれのご家族にピッタリの世界にたった一つしかない間取りを作ることができます。可能性が無限大の間取りづくり、一緒にやってみませんか。何か気になることがございましたら、遠慮なくご相談ください。

 

★家づくりは望む人生を手に入れる手段です。望む人生を手に入れられないとしたら、家づくりが成功したとしても、意味がないと私たちは考えます。

人生は家づくりだけで考えないで下さい。私たちと一緒に望む人生を手に入れましょう。この記事があなたの望む人生を手に入れるお役に立てれば幸いです。

 

それでは、また~^^/

 

2022年9月 草津市若草 完成現場見学会のお知らせ

【リアル or WEB 完成現場見学会】

将来の暮らしを見据えた高気密高断熱住宅

家庭と仕事の両立を実現 3LDK+ワークルーム43坪の家

■開催場所 : 滋賀県草津市若草
■開催日時 : 2022年9月9日(金)・10日(土)・11日(日)の3日間
■開催時間 : 10時~16時まで(ご希望日により、受付可能時間が異なりますのでご注意下さい)

※完全予約制の見学会です。
※WEBご予約の締め切りは、2022年9月10日(土)17:00まで。

社会環境の変化に関する対策とお願い

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