楢崎 隆也のブログ

暖かい家を作るために絶対に外してはいけない7つのポイント

2022.11.20 カテゴリー:楢崎 隆也

こんにちゎ^^

住宅コンサルタントのならざきです!

フィックスホームは、大津市・草津市・栗東市・守山市周辺で、高気密高断熱の省エネ・エコ住宅を建てる工務店です。

 

多くの人にとって、一生に一度の家づくり。永く住む家だからこそ、絶対に失敗したくないという思いが強くなるのも無理はありません。

最近では滋賀でも、ブログや動画などで学ばれ、プロも顔負けの知識を持つお客さまも増えてきています。ただ一つ、注意していただきたいことは、いくらブログや動画で学ばれたとしても、実践と検証ができないことです。やはりその点だけは、プロを信頼して任せるしかないのかも知れません。

 

暖かい家を作るために絶対に外してはいけない7つのポイント

だからと言って、何でも任せればよいという訳ではありません。やはり正しい知識を身に付けておき、住宅会社や工務店の担当者が言っていることを信じて良いのかを見極める力は必要です。

そこで今回は、ここ数年、非常に関心の高い「暖かい家」を作るために絶対に外してはいけない7つのポイントを分かりやすく解説したいと思います。

 

木造

暖かい家を建てたいと考える時、鉄骨やコンクリートを選んではいけません。なぜならば、素材自体の熱伝導率が全く比べものにならないからです。

例えば、調理するフライパンやお鍋の持ち手が、もし鉄だったら怖くて触れないです。真夏の車のボディも暑くて触ると火傷をするかも知れないし、真冬の公園にあるベンチが、もし鉄製だったら冷たくて座る気もしません。それだけ金属は熱を伝える特徴を持っているということです。

どんなに高性能な住宅でも、熱源となるもの(冷暖房)が無ければ寒くなりますし、暑くもなります。外の影響をどれだけ受けにくくする構造になっているかで、寒くなりにくい、暑くなりにくい家が出来るということです。

つまり熱伝導率の低い、木造を選択することが、家全体を暖かくも、涼しくもしやすいことに繋がることは、何となくイメージできますよね。木は鉄の300倍以上、コンクリートの10倍以上の熱の伝わりにくさを持っていると言われています。

ちなみに木造だと耐震性が心配だと言う方がいますが、耐震性については、許容応力度計算をした上での「耐震等級3」(「耐震等級3相当」ではありません)で建築することがベストです。

 

断熱性

日本の住宅で一般的に使われている断熱材に「グラスウール」という繊維系断熱材があります。安価で扱いやすいというメリットがあるので選ばれている断熱材です。この住宅用で使われているグラスウールには「高性能グラスウール」という種類があり、さらにその中でも、密度の違いによって、断熱性能が変わってきます。

断熱性能を高めるためには、「熱伝導率」の数値が低いものを選択することが必要になりますが、特に高性能グラスウール16K以上、もしくは発泡ウレタン(厚み90㎜~95㎜で施工)が、滋賀の南部エリアでの家づくりにはコスパも良くおススメです。

 

気密性

実は日本の住宅における気密性能は、平成25年から基準外となりました。住宅には気密性も大事だ!と分かっている人からしたら、疑問にとしか言いようがありません。気密性能の基準がなくなったとは言え、常に気密検査を行っている住宅会社や工務店を選ぶことが大切です。

断熱性能は、実際の現場での施工が良くても悪くても断熱性能は机上計算なのでズレません。しかし気密性能は、実際の現場で測定しますので、ハッキリと正確な答えが出ます。

気密が悪いと、外気を取り込んでしまったり、逆に室内の快適な空気を外に逃がしてしまう事に繋がります。また、その隙間には、温度変化が起きるので、結露の発生原因にもなります。逆に気密性能が高いと、次にお話する換気システムが計画的に作動します。

 

換気

換気システムを正常に動かすことの条件は、気密性が確保されているのが大前提です。家の換気は、室内の汚れた空気と外の新鮮な空気を入れ替えることです。第一種換気システムは、機械で吸気して、機械で排気するの仕組みなので、空気を100入れたら、100出すことができます。

しかし家を完全に密閉してしまうことは非常に難しいため、高気密住宅であっても少しの隙間が存在します。その隙間から、換気システムが予想しない空気の出入りが出てしまうので、できるだけ本来の換気システムの働きをしてもらうために、隙間を無くすことが必要なのです。

また現在の熱交換型の第一種換気システムでは、空気の入れ替えの他、温度・湿度の回収交換も行っています。つまり、暖かくなった部屋を冷えにくくすることで、暖房費を余計にかけないで済むことに繋がります。

 

いくら断熱性能の高い住宅を建てたいと思っても、外周を全て断熱材で覆うことは出来ません。なぜなら住宅には必ず窓が必要だからです。お客さまの要望によっては、リビングをとにかく明るくしたいので、大開口の窓を付けたいという方もいらっしゃいます。

ですから外壁部分には、せっかく厚みを持たせて、いくら高性能な断熱材を施工したとしても、どうしてもいくつかの大きな穴をあけることになります。

それではどんな窓を使うかですが、「木造」で前述をしましたように、金属系の部材を使うことは、熱を伝えやすくしてしまう、住宅としては「欠点」になります。そのため、アルミで作られたサッシは論外です(楢崎の自宅は元々はアルミでした><)。そして、アルミと樹脂の複合サッシも最近では多く使われていますが、やはり断熱性としては樹脂サッシには劣るので採用を見送りたいところです。

特に、窓の「結露」の問題は、温度差によって生まれますから、アルミをサッシ枠に使うというのがそもそも間違いです。現在では、ペアガラス・樹脂サッシの性能も安定してきましたので、出来るだけ樹脂サッシを採用したいところです。

ちなみにトリプルガラスはどうなのか?というご質問を時々いただきます。無しではありませんが、滋賀という地域性とコスパを考えた時、もう少し価格が安くなれば積極的に採用していくことも視野に入れてよいかと思います。

 

日射取得と日射遮蔽

先ほどに解説をした窓を効果的に配置するのも、暖かい家を作るために欠かせないポイントです。日当たりの良い南面には、出来るだけ大きな窓を付け、東西北面については、通風上、採光上で問題がない程度まで、出来るだけ窓は小さいものを付ける。

これは、せっかく暖めた室温を低下させないための工夫です。いくら性能の良い窓を使っても、やはり断熱材にはかないません。冬場の東西北面の窓は、日射の取得量より出ていく方が大きくなるため、そこで少しでもガラスの部分が小さいものを選ぶということが理想という結論になるのです。

ちなみに逆に夏場は、東西南面の窓には、庇やシェード、すだれなどで、日射が入ってこないよう外部で遮蔽をすることがポイントとなります。

 

設計

良い材料や商品を使えば、暖かい家が出来ると思い込むのは間違いです。これまで解説した、以上のようなポイントを踏まえた上で、本当に暖かい家を作るためには、断熱材の選定や窓の配置などを考慮して、間取りづくりをしてくれる担当者が必須になります。

場合によっては、日照シミュレーションなどを用い、季節によって想定される陽当たりを検討し、適切なプランを作る。このような設計のできる住宅会社や工務店、そして担当者や建築士に出会うことこそが、暖かい家を作るためには絶対に欠かせないポイントになることは間違いありません。

 

最後に

今回は、ここ数年、非常に関心の高い「暖かい家」を作るために絶対に外してはいけない7つのポイントを分かりやすく解説してきました。たくさんの住宅会社や工務店で話しを聞けば聞くほど、何が本当に良いのか分からなくなってしまうことがあります。ですから断熱性や気密性は、担当者の言葉に惑わされず、数字で判断しなければなりません。

その上で、冷暖房計画はどのように考えているのか、会社の仕組みや職人さんとの関係性や雰囲気、担当者との相性を踏まえて住宅会社や工務店を判断しましょう。何か気になることがございましたら、遠慮なくご相談ください。

 

★家づくりは望む人生を手に入れる手段です。望む人生を手に入れられないとしたら、家づくりが成功したとしても、意味がないと私たちは考えます。

人生は家づくりだけで考えないで下さい。私たちと一緒に望む人生を手に入れましょう。この記事があなたの望む人生を手に入れるお役に立てれば幸いです。

 

それでは、また~^^/

 

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