楢崎 隆也のブログ

間取り検討中の方は今すぐできる気密性を高める7つの方法

2022.12.25 カテゴリー:楢崎 隆也

こんにちゎ^^

住宅コンサルタントのならざきです!

フィックスホームは、大津市・草津市・栗東市・守山市周辺で、高気密高断熱の省エネ・エコ住宅を建てる工務店です。

 

今や家づくりを検討される方の中で、住宅性能に関心のない方はいらっしゃいません。僕のところへ家づくりの相談にお越しになる方も、さまざまなブログ記事や動画で学ばれ、出来ることなら性能の高い、つまり冬には暖かい家、夏には涼しく過ごしやすい家を建てたいとお話しされます。

 

間取り検討中の方は今すぐできる気密性を高める7つの方法

気密性を高める7つの方法

住宅性能の中でも、断熱性、気密性、耐震性の3要素は、長く住む家には特に重要ですから、重視したいという思いは当然のことと思います。性能の良い会社を選ぶことはもちろんですが、いずれにしても最終的な住宅の性能は、住宅会社に任せるしかないと考えてしまいがちです。

しかしその中でも比較的、簡単に、そして余り費用を掛けずに気密性を高める方法があります。そこで今回は、皆さんが間取り検討中に、お施主さまとして実践可能な気密性をUPできる7項目について解説をしておきたいと思います。

 

樹脂サッシを採用する

最近では、樹脂サッシを標準採用する住宅会社も増えてきていますが、もし現在ご検討中の会社が、アルミ樹脂複合冊子を標準採用しているのなら、ぜひ変更の希望を伝えてください。

樹脂サッシは、結露対策としても有効ですが、最近の樹脂サッシは気密性の高い商品がラインナップされているのも特徴の一つです。

アルミ樹脂複合サッシでも良い商品はありますが、断熱性や結露対策と合わせて採用を検討するなら、樹脂サッシをおススメしたいと思います。

 

玄関ドアは片開きを採用する

次に玄関ドアですが、こちらは片開きドアの採用をおススメしています。中には使い勝手の良さを重視して、引違い戸や片引き戸を希望される方がいらっしゃいますが、気密性を高めるという視点では、どうしても隙間が多く不利になってしまいます。

またデザイン的に、親子ドアを希望される方もいらっしゃいますが、小さな扉の方も開くということは、どうしてもドアを閉めた時の「あそび(閉めても少しグラグラする)」が出来てしまいます。

このあそびの部分が気密性を低下させてしましますので、注意してください。小さな方の扉がFIX(固定されて開閉できないタイプ)であれば問題ないと考えてよいでしょう。

 

勝手口通風ドアは使用しない

かなり以前から、勝手口を希望される方の中で人気が高いのが勝手口通風ドアです。勝手口ドアのガラス面が上下にスライドして、施錠状態でも網戸にしておくことが可能で採用を希望される方が多いのも事実です。

しかし、ガラス面がスライドする部分に隙間が多いために、通風していない状態でも気密性が低いことは、製造メーカーでも確認済みです。商品的に改良されれば採用も有りですが、気密性を重視するなら今のところは採用しない方が賢明です。

ちなみに窓サッシメーカーであるYKK-APさんの樹脂サッシで、APW330やAPW430というシリーズには、そもそも勝手口通風ドアの商品ラインナップが存在しません。

 

窓は少なめを意識する

とにかく明るい家にしたいと、やたらと窓を増やしたいと希望される方がいます。気持ちは十分理解しているのですが、あまりに開閉可能な窓が多いと、やはり気密性の視点からは不利になってしまいます。

窓があるということは、その部分には断熱材も入れることができないこと、夏の日射遮蔽をどうのようにするのかなど、他の問題も出てきます。窓の採用は適度にとどめておきましょう。

 

FIX窓を上手く使う

明るい家にしたいというご希望を満たしつつ、気密性を高める方法は、FIX窓(開閉できない窓のこと)の採用を検討することです。特に必ずしも開閉できなくても良い部分、明るささえ確保できれば良い部分などには、積極的にFIX窓を採用することをおススメします。

またFIX窓は、開閉できない代わりに、サッシ枠の構造が単純でスッキリしていますので、汚れが溜まりにくく、窓回りのお掃除も簡単で素早くできるというメリットもあります。

 

引違い窓、上げ下げ窓を少なくする

主にリビングや和室、また2階の居室などに採用されることの多い引違い窓。窓の構造的には、玄関引き戸や勝手口通風ドアと同じ意味合いで、縦や横にスライドするためには、ある程度の隙間がなければスライドできません。そのため、どうしても気密性という視点から考えた時には不利に働いてしまいます。

南面で日射取得をするためには、出来るだけ大きなガラス面のある窓が有利ですから、引き違い窓を採用することも必要ですが、東西北面に関しては、出来るだけ引き違い窓は少なくしていきましょう。

 

縦すべり窓・滑り出し窓の採用を検討する

デザインもスッキリしていて、近年の新築住宅での採用が増えている縦すべり窓や滑り出し窓。開閉可能でありながら、閉めた時の気密性も引違い窓に比べて高いのが特徴です。

部屋の明るさを重視したい場合には、同じ壁面に2か所、3か所と並べて設置されることもあります。少し窓掃除がしにくいという難点がありますが、気密性を高めるという視点では、非常に性能の良い窓であると言えます。

縦横のサイズも豊富なラインナップがあったり、FIX窓と連装と言って、連結して設置できるタイプもあります。ただし、縦すべり窓や滑り出しまどは、窓を開けた時に外側に開く構造になっています。

そのためアウターシェードが取り付けられなくなるため、日当たりの良い南面での採用は、担当者や設計の方とよく相談をして決定しましょう。

 

最後に

今回は、窓にスポットをあて、皆さんが手軽に、あまり大きな費用を掛けなくても気密性を高める方法をお伝えしました。物理的に同時に採用が出来ない部分もありますが、住宅の気密性を高めるためには、どしても大きな開口部分である窓を何とかしなければ叶いません。

ぜひ今後の家づくりの参考にしていただければ幸いです。何か気になることがありましたら、遠慮なくご相談ください。

 

★家づくりは望む人生を手に入れる手段です。望む人生を手に入れられないとしたら、家づくりが成功したとしても、意味がないと私たちは考えます。

人生は家づくりだけで考えないで下さい。私たちと一緒に望む人生を手に入れましょう。この記事があなたの望む人生を手に入れるお役に立てれば幸いです。

 

それでは、また~^^/

 

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