
☆なぜ、通常の壁掛けエアコン一台で家中が快適に過ごせるのか?☆
2025.8.25 カテゴリー:厨子 浩二
こんにちは。
2030年に施工される、断熱基準引き上げに向けて
どこの住宅会社も「断熱等級5」が最低レベルになり
フィックスホームでは「断熱等級6」が標準になりました。
現時点での最高レベルは「断熱等級7」ですが、
UA値の基準が「0.26」以下なので
かなり断熱材の厚さを上げないとクリアできないレベルで
その初期費用や住んだ後の光熱費効果も踏まえると
現実的ではありません。
エアコン一台で家中を快適に過ごせるようにするためには
断熱はもちろんですが、気密がちゃんと出来ているか?が
大事なポイントでもあります。

気密に関しては、ちゃんと現場で実測をしているのが大前提です!
最低でも気密に関しては「0.5」以下じゃないとエアコン一台では快適な家にはならないでしょう。
それ以外に、夏は上から下に冷気を下ろし、冬は下から上に暖気を上げるので、どうやって空気の流れを作るのか?も
間取りを考えるうえで重要なポイントになります。
そういう意味でも、2階建てであれば、吹抜けとリビング階段の家は
空気の流れが出来やすいので有利になります。
平屋であれば部屋数や建物の形状や大きさにもよりますが
比較的、空調計画はやりやすいのではないかと思います。
後は、30年程度の「ライフサイクルコスト」を比較して
初期コストをいくらまでかけてもいいのかを判断しなければ
費用が掛かりすぎてオーバースペックな家になってしまいがちですので
お気を付けくださいね。
今回の話は、断熱だけではなく、光熱費の考え方や
太陽光パネルはどうするのかなどの話にも
繋がるので、次回はそのあたりも含めてお伝えいたします。





