厨子 浩二のブログ

☆住宅性能合戦の時代が始まりました☆

2025.9.13 カテゴリー:厨子 浩二

ご存じの方もいらっしゃると思いますが、

あの「アイ工務店」さんが9月から新しい仕様になりました。

断熱性能に関してもUA値が0.4から0.28になり

ほぼ一条工務店と同レベルの断熱性能にグレードアップされたみたいです。

 

現行の断熱基準では2025年の4月からは等級4が最低レベルですが、

2030年からは等級5が最低レベルになることがすでに決まっています。

 

これは、政府が2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、住宅の省エネ化を
段階的に強化する方針に基づくものです。 
2030年の断熱等級のポイント
  • 最低基準がZEH水準に: 2030年以降、新築住宅の最低基準は、断熱等級5(ZEH水準)まで引き上げられます。
  • 段階的な引き上げ: 2025年4月には、まず断熱等級4がすべての新築住宅に義務化されます。そして、2030年に最低基準が等級5に引き上げられるというスケジュールです。
  • ZEH水準とは: 断熱性能等級5に加えて、一次エネルギー消費量等級6を満たす性能を指します。ZEHは「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略で、太陽光発電などでエネルギー収支をゼロにすることを目指した住宅です。
  • 既存不適合のリスク: 2030年以降、この基準を満たさない住宅は建築基準法に適合しない扱いとなり、住宅ローン減税や補助金などの優遇制度を受けられなくなる可能性があります。 

 

これから先、住宅の性能はますます上がっていくだろうと思いますが

当然、性能を上げれば上げるほど、初期コストもかかります。

 

住んだ後の光熱費も含めた上で、どのあたりの性能であれば

家中が快適に過ごせて、ライフサイクルコストを抑えられるのか?

がポイントではないかと思います。

 

太陽光もほぼ標準化されてきてるので、

家の性能+発電の自家消費率を上げれば、

実質の電気代はゼロに近づくことでしょう。

 

家の性能と価格で迷われているなら、

例えば、初期コストが200万円高いとしても

住宅ローンの金利が1%程度であれば、毎月の返済額は6000円程度

上がるだけなので、この金額を光熱費でペイできるかどうか?

が判断基準ではないかと思います。

 

この性能合戦、どこまで行くのかはわかりませんが

今後も他社の動向を踏まえつつ、フィックスホームとしての

パッシブ設計手法と光熱費シュミレーションを駆使して

生涯においてベストな性能を追求していきます。

 

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