
☆失敗する家づくりの典型的なパターンとは!?☆
2025.6.21 カテゴリー:厨子 浩二
ほとんどの方にとって「家づくり」は一生に一度
しか出来ない経験だと思います。
何度もやり直すことが出来れば苦労はしませんが
決断しないといけないことが多すぎて、
ある意味「失敗が許されない」プレッシャーを
感じる方もいらっしゃることでしょう、、、。
最近では、どこの住宅会社も
・断熱性能は6
・耐震等級3(ただし、許容応力度計算)
・太陽光発電でゼロエネルギー
・準耐火構造で火災保険が約半額
などなど、まぁ、この辺りは当たり前になりましたね。
もし、この最低基準にもなっていない住宅会社は
辞めたほうが第一段階の失敗は回避できます。
あっ。もう一つ、断熱性能6なのに、気密測定を実際にしていない会社も
アウトです。高級なダウンジャケットを着ているのに、穴だらけってことです。
更に、もう一歩先の住まい方が提案できる会社は、、、?
・空調計画が万全に出来ている
・住んだ後の光熱費シュミレーションをきっちり出してくれる
・快適に過ごせるために、エアコンの設定温度や風量など細かな取り扱いを説明してくれる
・冬場の日射取得、夏場の日射遮蔽を考えてプランしている
など、ここまで出来る会社であれば、住んだ後も安心して暮らせるのではないかと思います。

家というものは、住むまでの初期コスト+住んだ後のランニングコストの
トータルで考えないと、住宅ローン以外にも必ずかかる「毎月の光熱費」がどうなのか?
が意外と盲点になってます。
初期コストばかりを意識しすぎて、ローンとは別に光熱費が月平均2万円を
超えてしまったなんてことは良くある話です。
住宅ローンの金利が1.5%程度だとしたら、
100万円では月の返済額は3000円弱なので、
初期コストが100万円高い家でも、光熱費が3000円安くて済むのであれば
住んだ後の光熱費を含む総支払額は同じだということになります。
光熱費シュミレーションで月平均の光熱費が10000円違うとすると
家の初期コストが300万円違ったとしても、ランニングコストはほぼ同じ、、、。
太陽光発電も同じことが言えますね。
200万円かけてパネルを乗せたとしても、月6000円の電気代のカットが出来れば
ゼロという考え方です。
それともう一つ言えば、エアコンの台数です。
夏場1台、冬場1台で家中が快適な温度に出来れば、
家のエアコンの台数は2台で済みますが、空調計画を全くせずに
3LDK、4LDKの家だと4台もしくは5台のエアコンの初期コストと
それぞれの台数分の光熱費がかかります。
これも一戸建ての家の盲点ではないかと思います。
一生に一度の人生で一番高い買い物なのに、なぜ失敗する、後悔する人が
続出してしまうのか?
ずっと住み続けるのであれば、必ず
「ライフサイクルコスト」を比較することをお勧めいたします!





