
いよいよ4月から施行される、建築基準法改正でどう変わるのか?
2025.3.29 カテゴリー:厨子 浩二
大変ご無沙汰してました。
3月も残すところ1日となり、いよいよ2025年4月から
「建築基準法」が変わります。
木造の住宅に関して言えば、大きく変わるところは2つです。
まず一つ目は、木造2階建てに関する構造のチェックが必要になること。
今までは、特例で構造に関してはほぼ設計者に委ねられてましたが、
4月からは柱の小径のチェックなどの構造に関するチェックも
確認審査機関で行われるようになります。
二つ目は、建物の最低の省エネ基準が上がります。
今まではいわゆる、「ZEH」基準以下でも建てられましたが、
4月からは、最低基準が「ZEH」レベルとなります。
最近住宅会社でよく言われている専門用語でいえば
「UA値」で表す家の断熱等級が等級4、UA値0.87以下となります。

とは言え、ピンとこない人もいらっしゃるかもしれませんが
この断熱基準は5年後の2030年には更に厳しくなることが
すでに決まってますので、今、最低基準で建ててしまうと
5年後には、既存不適合住宅となってしまいます。

何千万もかけて建てた家が、たった5年でその基準に満たなくなるって
知ってたら、最低基準の断熱等級4で建てる人なんていませんよね?
どうせ建てるなら、最低でも「断熱等級5」UA値は0.6以下で建ててくれる
住宅会社を選ばないといけませんね。
一番大事なのは、こう言ったことを、初期費用も含めたうえで
ちゃんと説明してくれる会社じゃないと、そこで建ててはいけないと思います。





