☆消費増税前に家を買って、得をする人と損をする人の違いとは!?☆
2018.10.30 カテゴリー:厨子 浩二
「消費増税前に家を買って、得をする人と損をする人の違い」
2019年10月。
今回は先延ばしはどうもなさそうです。
基本的には、増税賛成派です。
とはいえ、住宅業界では、駆け込み需要の
話題で持ちきりです。
あの大手ハウスメーカーもこの時期に当てて
ついにローコストバージョンの商品を
出してくるらしいです。
駆け込みを煽って、一気に根こそぎ
契約する作戦ですね。
さて、住宅に限っては、消費増税前の経過措置という
対策がとられるため、2019年10月の半年前、
つまり、来年の4月1日以降の契約分は消費税が
10%での契約となります。
増税前なのに、10%で契約なんて、、、と
お思いでしょうが、今までの増税時も
すべてこの扱いになってました。
なので、来年の3月末までの契約であれば、
2019年10月を超えて引き渡しを受けたとしても
契約時が8%なので、増税はなしということになります。
が、気をつけないといけないのは、引き渡しの時期が
増税後だと、家以外の諸費用、例えば、登記費用だとか
外構費用、証明カーテン、家具類や家電類などなど、
新居で必要なものすべてが10%での購入となります。
ちなみに引越し費用も10%になっちゃいますね。
恐らく、住宅業界では、特にハウスメーカーは
駆け込み需要合戦を繰り広げることでしょう。
でも、ちょっと待ってください。
よく考えてみてほしいのですが、最近、ニュースでも
取り上げられていますが、国としては増税後の
住宅需要の落ち込みを懸念して、その対策として
いろいろと減税案を模索中です。
今の段階では2つほど案が出ています。
一つは、住宅ローン減税の拡充です。
もう一つは、すまい給付金の増額です。
現状の住宅ローン減税はローン残高の1%が10年間
払った税金から戻ってくるというものですが、
この期間を15年間に延長するという案です。
これ、かなり大きな減税案です。
例えば、3000万円借りて家を建てた場合、
年収にもよりますが、増税後のほうが5年も
多く税金の還付を受けられるので、
そこそこ税金を払っている人にとっては
増税後のほうが逆に長い目でみたら
返ってくる額が増税で払った額よりも多くなり、
お得になるケースもあり得ます。
まだ確定ではないので何とも言えませんが、
今、焦って動かずに、いろんな住宅会社を
見て回って、そこでどんな話をされるのか?
を十分に見極める必要があると思います。
2000万の家でも増税分は40万円です。
所得や借りる額によってもどっちがお得なのかが
変わりますので、よーく考えて、
決断されることをお勧めいたします。
実は、消費増税よりももっと恐ろしいのは
住宅ローン金利の上昇ですね。
こればかりは、いついくら上がるとかは
なかなか読めないところもあるので、
もし、住宅ローンを借りて家を買うのであれば
「変動金利」ではなく、「長期固定金利」を
選ぶようにしてくださいね。
「今なら家賃と変わらず、月7万円台でいけますよ」
とかいう、住宅営業マンの口車には絶対に
乗らないようにしましょう。
しばらくは、国会の動向から目が話せません。