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住宅コンサルタントのならざきです！

フィックスホームは、大津市・草津市・栗東市・守山市周辺で、高気密高断熱の省エネ・エコ住宅を建てる工務店です。

土地探しから家づくりを進めていく正しい順序については、他の記事でも何度かお伝えをしていますので、今回は割愛しますが、土地の購入検討候補を絞り込んだら、次の段階として、実際にその土地に家を建てたとしたら、どのように敷地を利用できるのかを検討していかなければなりません。

建築のプロである住宅コンサルタントが土地を見る時の目線はココ

具体的には、候補の土地に希望の間取りを落とし込んで、検討していくという段階です。お客さまとのお打ち合わせの中で、僕らが現地へ足を運び、いろいろと詳しく調査をするのもこの段階です。そこで今回は、建築のプロが、家を建てる前提で土地を見に行った時、どのような部分に注目して見ているのかを言語化しておきたいと思います。

土地を全体から見渡す

実は、現地へ到着するまでに見るべきポイントは、いくつかあります。工事をすることになった時、現地にスムーズに到着できるような交差点や建物などの目印を見ておいたり、進入路の幅（道幅）はどのくらいあるのかなど、工事車両が問題なく辿り着けるかをチェックしておきます。

現地に到着したら、まずは全体を見渡します。周辺の建物や道路、川や水路は、自分の力ではどうしても変えられない、受け入れないといけない部分だからです。

高低差をチェック

道路と敷地との高低差は、建築する上でとても重要なポイントになります。正確に測量するにはレベラーなどが必要になりますが、最初の段階ではスケール（メジャー）でも十分です。およその高低差を測っておきます。ちなみに、敷地の左右、前後で高低差が異なる場合も多いので、グルっと敷地を回れる場合は、全て見ておきます。

一般的な敷地の場合は、道路側の高低差チェックと、3方の隣接地との高低差のチェックをおこない、角地の場合は、道路が2方、隣接地が2方ということになります。

電柱や支線などの有無

敷地内に電柱や支線（電柱を固定するワイヤー）の有無のチェックも忘れてはいけません。建物のプランニングをする際には、基本的に動かせない物も含めて検討しなければなりません。電柱や支線、ゴミステーション、消火栓などは、視覚的にも影響がありますので、必ずチェックします。

境界ラインのチェック

対象の敷地がどこまでの範囲なのか、境界を示す境界杭やプレートもしっかりとチェックします。境界線は、土地を購入後にも、隣地の方と揉め事にならないためにも必ずチェックしなければなりません。もし境界杭などの境界ラインを示すものが明示されていない場合は、販売元に確認してもらうようにしましょう。

新規分譲地などでは、仮に境界杭や境界プレートがなかったとしても、画像のように側溝などに目印が付いている場合が多いです。既存の宅地の場合は、分かりにくい場合も多いので、販売元に明示してもらうようにしましょう。

敷地の裏側もチェック

もし対象の土地の裏側も見れるようなら、どんな状況なのかも見ておきましょう。画像のように裏手が田や畑の場合には、高低差があったり、擁壁（ようへき：高低差や土留めのために作られたコンクリートの壁）があるかも知れません。

擁壁は、基本的に対象の敷地内であることが多く、擁壁の厚みや高さによっては、プランニングを行う建物にも影響する場合がありますので注意が必要です。また先ほどの境界の確認にも絡みますが、擁壁のどの部分が境界ポイントなのかも見ておきたいところです。

最後に

今回は、建築のプロ目線での敷地調査の一部をお伝えしましたが、新規分譲地については家を建てるために作られた土地であることから、大きな問題になる部分は少ないですが、既存の宅地の場合は、より細かくチェックしなければ後で困ることも多いです。

例えば、上下水道やガスなどのライフラインが敷地内に引き込まれているのか、またそれが目視できるのか、隣地からの越境物はないのかなど、よりチェック項目は増えます。

これら全てを皆さんが漏れなくチェックすることは難しいですが、せっかく現地に行くのであれば、今回ご紹介したあたりは見ておかれると、住宅会社や工務店とのプラン相談の際に役立つと思います。何か気になることがありましたら、遠慮なくご相談ください。

★家づくりは望む人生を手に入れる手段です。望む人生を手に入れられないとしたら、家づくりが成功したとしても、意味がないと私たちは考えます。

人生は家づくりだけで考えないで下さい。私たちと一緒に望む人生を手に入れましょう。この記事があなたの望む人生を手に入れるお役に立てれば幸いです。

それでは、また～＾＾/

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