楢崎 隆也のブログ

新築後10年から30年のメンテナンス費用について考えてみる

2022.10.12 カテゴリー:楢崎 隆也

こんにちゎ^^

住宅コンサルタントのならざきです!

フィックスホームは、大津市・草津市・栗東市・守山市周辺で、高気密高断熱の省エネ・エコ住宅を建てる工務店です。

 

これから家づくりを進める皆さんは、せっかく家を建てたのであれば、少しでも長く快適に住みたいと考えていると思います。快適な暮らしを続けるために、忘れてはいけないのが家のメンテナンスです。しっかりと家のメンテナンスをしておけば、長く快適に住むこともできますが、怠っていると家はさまざまなところが確実に劣化していきます。

皆さんも記憶にあると思いますが、人が住まなくなった空き家は、急に劣化していきます。そして家の資産価値も大きく下落してしまうことになります。

 

新築後10年から30年のメンテナンス費用について考えてみる

そんなことにならないためにも、定期的に家のメンテナンスは必要な時期やっていきたいですが、それにはどうしても維持費(メンテナンス費用)が掛かります。それでは一戸建ての住宅の場合は、どのくらいのメンテナンス費用が必要なのでしょうか。そこで今回は、家のメンテナンス費用と修繕するタイミングについて言語化をしていきたいと思います。

 

新築後10年でのチェックポイント

新築から10年くらいが経つと、日当たりの良い箇所や雨風にさらされる外壁は、必ずチェックしておきたいポイントです。特に屋根や外壁など傷みが出ていないかを点検してもらったり、バルコニーの床などよく日が当たる場所(バルコニーに屋根がかかっていない場合は必須)は再塗装するなどの対応が必要となってきます。

バルコニーの床は、樹脂製のFRP防水仕上げをされていることが多くは、どうしても定期的にメンテナンスが必要ですから、もし洗濯物を室内干しされる方は、バルコニー無しの間取りにすることで建築費だけで無く、メンテナンス費用も抑えることができるため、最近の間取りでは、「バルコニー無し」のお家が増えています。

また機器類も、そろそろ傷み始める頃です。給湯器、IHやガスコンロ、食洗器、インターホンやエアコンなども、10年くらい経つと交換が必要になる場合もあります。必要になるメンテナンス費用は個々で異なりますが、一般的には数万円から30万円程度ということが多いでしょう。

 

新築後20年でのチェックポイント

新築から20年くらいが経つと、設備機器であるキッチンや洗面、トイレ、お風呂なども傷んでくることが多いです。キッチンや洗面台であれば水栓や、お風呂であれば出入口の折戸、トイレであればおしり洗浄便座などに故障が発生してもおかしくありません。

また外回りだと、外壁や屋根も再チェックしておきたいところですし、サッシやシャッター雨戸、玄関ドアなども異常がないかを確認しておきましょう。少しでも調子が悪い場所が見つかったら、すぐに点検してもらい必要に応じて交換などの対応を取っておかなければ、修理部品の供給が切れて修理できなくなる可能性もありますので注意が必要です。

新築後20年メンテナンス費用として想定するなら、100万円から300万円くらいが一般的だと考えます。いろんな場所を一気に交換するとなると費用も大きくなりますが、傷みがひどくならないうちに、早めに手を打っておけば、そこまでかからない可能性も十分にあります。

 

新築後30年でのチェックポイント

新築から30年くらいが経つと、いよいよ屋根や外壁の大規模修繕が必要になる可能性が高まってきます。新築当初にどのような材質の製品を採用したかにもよりますが、傷みがひどければ塗装や貼り替えも視野に入れて検討しなければなりません。

家の劣化は、それぞれの箇所や材質によって、メンテナンスが必要になる時期が違います。大掃除の際に、しっかりと確認して、自分で見れない部分や判断が難しい場合には、建築を依頼した会社などの相談をするとよいでしょう。

また30年も経つと、お子さまが巣立って暮らし方や家族の人数に変化が出ている可能性もあります。メンテナンスと合わせて、家の間取りリフォームを検討しても良い時期かも知れません。メンテナンス費用としては、リフォームの可能性も含めて考えるなら、400万円~500万円といったところでしょう。

 

最後に

最近の家づくりでは、将来のメンテナンス費用のことをよく考えて検討される方が増えています。それは選ぶ材料はもちろんのこと、家の規模についても言えることです。家のメンテナンス費用は、間取りなどのリフォームを除けば、外壁や屋根のメンテナンス費用が最も高額になります。コンパクトにまとめられた家は、屋根や外壁の面積も少なく、将来の塗り替えや貼り替えコストも抑えられます。

また開閉できないFIX窓は、壊れにくく劣化も最小限に留められます。バルコニーの無い家は、当然ですがバルコニーのメンテナンスは不要です。「建てる時も建ててからも、健康とお財布に優しい家」というのは、フィックスホームの目指すところで、日々、研究を重ねています。何か気になることがございましたら、遠慮なくご相談ください。

 

★家づくりは望む人生を手に入れる手段です。望む人生を手に入れられないとしたら、家づくりが成功したとしても、意味がないと私たちは考えます。

人生は家づくりだけで考えないで下さい。私たちと一緒に望む人生を手に入れましょう。この記事があなたの望む人生を手に入れるお役に立てれば幸いです。

 

それでは、また~^^/

 

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