楢崎 隆也のブログ

面積が広い家とコンパクトな家のメリットとデメリットを解説

面積が広い家とコンパクトな家のメリットとデメリットを解説

2023.5.2 カテゴリー:楢崎 隆也

こんにちゎ^^

住宅コンサルタントのならざきです!

フィックスホームは、大津市・草津市・栗東市・守山市周辺で、高気密高断熱の省エネ・エコ住宅を建てる工務店です。

 

年間、大勢のお客さまの間取りづくりのお手伝いをさせていただいています。当初は、必要最低限の広さがあれば大丈夫とおっしゃっていた方も、間取りの要望を聞き、間取りを作っていくうちに、「出来れば少し広めに・・・」と徐々に大きな家になっていく場合と、逆に予算の関係で、「もう少しコンパクトにしてください」とおっしゃる方もいらっしゃいます。

 

面積が広い家とコンパクトな家のメリットとデメリットを解説

面積が広い家とコンパクトな家のメリットとデメリットを解説

間取りづくりで最も大切なことは、そのご家族が快適に暮らせる最適なサイズ感と、部屋数、無駄な空間のないことの3つです。もちろん予算に関しては、どのご家族にとっても無視できないことは大前提ですが、予算の範囲内で最適化していくことが求められます。

そこで今回は、広い家とコンパクトな家では、実際にどのような違いや、メリットとデメリットがあるのかを具体的に言語化しておきたいと思います。

 

土地の広さ

当たり前のことですが、面積の広い大きな家を建てようとするならば、その家が建てられる広さの土地が必要になります。他の記事でも書いていますが、土地にはさまざまな法令制限がかかっており、土地の中に建物が収まれば、どんな家でも建てられるという訳ではありません。

広い家を建てるには、それなりの土地の広さが必要になりますし、コンパクトな家では、土地購入を検討する際にも、選択肢は広がります。また滋賀の特性として、駅に近い便利な場所で、広い土地を購入しようとすると、価格が高くなるのと合わせて、そもそも広めの土地があまり売り出されないという傾向もあります。

ですから広い家を建てるために、広めの土地を購入しようとすると、どうしても街の中心地から離れた郊外での土地探しがメインになってくると考えた方がよいと思います。

 

質と量

コンパクトな家にする代わりに、設備や仕様、性能などを充実させた快適な家を建てたいと考える方もいらっしゃいます。広い家とコンパクトな家では、そもそも屋根は基礎、構造体にかかるコストが大きく異なりますので、建物をコンパクトにすれば、その分、コストが抑えられるので、その費用を設備や仕様などに充てたいという考え方です。

一方で、見学会などに参加された際に、例えば自分の家の間取りのLDK18帖と、実際の18帖を比べて、狭く感じるという方もいらっしゃいます。広さの感覚というのは人それぞれですし、同じ18帖のLDKでも形状によって広さの印象が変わります。また、その会場にソファやテーブルなどの家具が有るのか、無いのかによっても視覚的に受ける印象は変わるものです。

快適さや安全性の高い(質)家と、十分な広さ(量)とを兼ね備えた家が一番良いのは当然ですが、ここは予算との関係もありますから、全てを満たすことは難しいですが、後で失敗したということのないように、少なくとも検討している間取りの、それぞれの部屋の広さを見学会などで確認しておくことが必要です。

 

光熱費と税金

広い大きな家と、コンパクトな家では、光熱費も変わってきます。分かりやすい例でお伝えするなら、エアコンで冷暖房をする時にも、広い面積と冷やしたり暖めたりするより、コンパクトな空間の方がエネルギーの消費量が違います。また部屋数が多いと、それぞれの部屋の照明器具や壁掛けエアコンの取付コスト、将来の買い替えコストも増えます。

さらに広い大きな家と、コンパクトな家では、固定資産税の基となる延床面積が違います。もちろん装備している設備によっても違いますが、固定資産税の算定の基本となるのは延床面積です。広ければ広い分、固定資産税は高くなる傾向です。

 

設計の難しさ

間取りを検討する時に、設計担当者が一番、頭を悩ませるのは、家をコンパクトに仕上げることです。仮に予算や土地に何の制約もなく、間取りの希望を叶えればよいということであれば、設計担当者としてこれほど楽に作れる間取りはありません。

しかし実務の中では、そのようなことは有りないばかりか、予算面でも無駄な空間を無くしつつ、お客さまの希望を叶える、尚且つ土地にかかる制限を全てクリアしなければ、家を建てられませんので、設計者としての技量が試される訳です。

また広い大きな家では、それぞれの部屋間の動線が長くなる一方で、大勢の来客時にもゆっくりと過ごすことができます。逆にコンパクトな家では、おのずと生活動線や家事動線は短くなり、合わせて家族間のほどよい距離感も保てると言えます。

その家に、どのようなご家族が、どのように暮らすのか、それにより必要な、最適な広さというものは変わってきます。設計者がご家族に、どのような暮らし方をしたいのかを、事細かくヒアリングしなければいけない分、設計の難しさが高まるということです。

 

最後に

広い大きな家と、コンパクトな家のメリットとデメリットを中心にお伝えをしてきましたが、どちらにもメリットとデメリットは必ずあります。僕らが毎月のように開催している見学会でも、図面上で見る部屋の広さと、実際の広さの感覚が違うなぁという声も、お客さまからよくお聞きします。

人の感覚というのは、意外と曖昧なものです。間取りづくりの際には、必ず実際の広さを確認する。これは本当に重要なことです。「広めにしたい」、「コンパクトにしたい」というのは、あくまで感覚的なことで、希望を間取りに落とし込んでみると、想像していたよりスペースが必要だったりすることも多々あります。

広い大きな家でもコンパクトな家でも、家の大きさは違いますが、住んだ時の住みやすさを目指していくことには変わりありません。無駄な空間が無いかどうか意識しつつ、それぞれのデメリットができるだけ少なくなるよう意識していきたいものです。何か気になることがありましたら、遠慮なくご相談ください。

 

★家づくりは望む人生を手に入れる手段です。望む人生を手に入れられないとしたら、家づくりが成功したとしても、意味がないと私たちは考えます。

人生は家づくりだけで考えないで下さい。私たちと一緒に望む人生を手に入れましょう。この記事があなたの望む人生を手に入れるお役に立てれば幸いです。

 

それでは、また~^^/

 

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