よくあるご質問

なぜ、平屋建て住宅は割高なのですか?

カテゴリー:プランや仕様について

ご相談内容

私と妻には子どもの予定がありません。夫婦二人で、老後まで長く住める家をと考える中で、ワンフロアで全てが完結する平屋建て住宅が良いのではないかという話になりました。先日、ハウスメーカーさんに話しを聞いたところ、平屋建て住宅は一般的な2階建て住宅に比べて、建築費が割高になると聞きました。その時は「そうなんだ・・・」を聞き流してしまったのですが、どうして平屋建て住宅は建築費が割高になるのでしょうか?

フィックスホームからの回答

家づくりの究極のぜいたくは、平屋建て?

最近、滋賀でも人気が高まってきたのか、平屋建て住宅のご相談が増えてきたように感じます。ご相談に来社されるお客さまは、お若いご夫婦からご年配の方々まで年齢層は幅広くさまざまです。昔から「平屋はぜいたく」だと言われてきましたが、その理由の多くは建築費が割高になるためです。では、なぜ平屋だと建築費が割高になるのでしょうか?

今回は、平屋建て住宅の建築費が割高になる理由を、分かりやすく解説したいと思います。

平屋イメージ

1.基礎と屋根

基礎コンクリートと屋根の面積が、2階建てに比べ平屋建ての方が、約2倍の面積になり、その分の費用が掛かるからです。例えば全く同じ、面積40坪の住宅が2棟あったとします。一方は平屋建てで、もう片方は2階建てだったとします。平屋建ての方の基礎コンクリートの面積は、当然ですが40坪分が必要になります。2階建ての方は、単純に総2階建てだとすると、40坪の半分の20坪が基礎コンクリートの面積になります。

居住空間としての面積が同じだとしても、基礎工事費用としては2倍になるため、総建築費用としては高くなります。屋根面積についても、同じようなことが言え、そこに加え、基礎工事や屋根工事に関連する工事材料なども増えてしまいます。

多くの住宅会社では、2階建て住宅を基本として、建築費の算出をしていますので、それに比べると平屋建て住宅の方が、面積は同じでも割高になると言われる所以です。

2.敷地面積

平屋建て住宅を検討する時に忘れてはならないのが、敷地の面積です。先ほども解説したように、同じ居住空間を持つ住宅であっても、必要な敷地の面積は2倍になりますので、土地購入から平屋建て住宅の計画を進める場合には、通常よりも広い土地を購入する必要があります。

目安としてお伝えするなら、30坪~35坪くらい(3LDK~4LDK)の面積の平屋建て住宅を計画するなら、車の駐車スペース、庭、日あたりなども考慮して、最低でも60坪~70坪くらいの敷地面積が必要になると考えておいた方がよいでしょう。

郊外でのんびりと暮らしたいとお考えであれば、土地購入費用も押さえられますが、便利な立地を求めるのであれば、それなりの土地購入費になりますので、しっかりとした資金計画を組むことが大切です。これを機会に、平屋建て住宅について研究されるのはいかがでしょうか?
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