よくあるご質問

キッチンなどの住宅設備を自由に変更できるかのご相談です

カテゴリー:プランや仕様について

ご相談内容

家を建てるなら、キッチンなどの水回りは、希望のメーカーを使いたいと考えています。数社の見学会や展示場へ見学に行き、そのことを伝えたところ、自由に決められる会社もあれば、指定のメーカーの商品で選ばなくてはならない会社がありました。家の良し悪しは、キッチンなどで決まる訳ではないと思いますが、できれば憧れのキッチンで料理がしたいと思ってしまいます。フィックスホームさんでは、水回りやドア、床などの建材を自由に選ぶことはできますか?

フィックスホームからの回答

キッチンなどの住宅設備を自由に変更できるかのご相談です

家を建てるなら、素敵なアイランドキッチンで料理がしたい!
お風呂は大きなサイズの浴槽で、ゆっくりと入りたい。
朝の準備は混み合うから、洗面台は2人が同時に使えるものを。
トイレは、汚れにくい掃除のしやすいタイプが理想。

お家の中で、ひときわ存在感のある水回り。家づくりを考え始めた方なら、一度は憧れた人も多いのでは?

今回は、そんな水回り商品や床材、ドアなどの住宅建材商品を自由に選びたいという方のために、詳しく解説していきます。

住宅設備イメージ

1.各住宅会社や工務店の基本仕様は、どうやって決まるのか?

皆さんも、一度は耳にしてことがある「基本仕様」と「オプション」。
その中でも、各住宅会社や工務店の「基本仕様」とは、どのようにして決まるのでしょうか?

一般的には、各住宅会社や工務店が、住宅設備メーカー(LIXILやPanasonicなど)と代理店数社へ、住宅に装備したい仕様を伝え、価格を提示させ、最もグレードが良く、価格の安い商品を基本仕様として採用するパターンです。多くの住宅会社や工務店は、このようにして基本仕様を決定し、カタログやパンフレット、ホームページに掲載をします。中には、いくつかのメーカーの商品を採用し、住宅のグレードごとに使い分けている住宅会社もあります。

お客さまに特段の希望やこだわりがない場合は、間取りに合わせて、基本仕様のメーカー商品の中から選択し、キッチンなら扉柄やIHキッキングヒーターやガスコンロの種類、食洗機や水栓などを決めていくことになります。

2.基本仕様以外の商品を選択したい!

それぞれの会社が決めた基本仕様以外の商品を使いたいというお施主さまの希望を受け付けるかどうかは、各住宅会社や工務店の考え方により決まります。住宅の規格により、指定のメーカー以外は使えないと決めている会社もあれば、差額を支払えばお施主さまの希望を叶えてくれる会社もあります。大手のハウスメーカーは、その会社の建物に合わせて、自社工場でキッチンやお風呂、建材商品まで製造している会社が多いため、規格の違う商品の採用を受け付けていない会社が多い印象です。

一方で、地元の住宅会社や工務店では、そもそも現場で使用する材料を自社製造していることは少なく、いずれかの製造メーカーが作った商品を採用していることが多いため、比較的柔軟な対応をしている会社が多いと言えるでしょう。

ちなみにフィックスホームでは、基本仕様として水回りや建材商品は、商品グレード的にも価格的にも、最も協力的なLIXILの商品を基本仕様として採用しています。また別のメーカー商品の採用に関しても、差額の発生する可能性はありますが、お施主さまの希望があれば柔軟に対応をしています。

3.住宅設備や建材の差額は高くなりがち?

各住宅会社や工務店の決めた基本仕様以外の商品を採用する時、差額が発生することが多いというのは、先ほどお伝えしました。この差額ですが、意外と大きな金額になる可能性がありますので、注意が必要です。なぜ同じような商品なのに、メーカーが違うだけで大きな差額になることが多いのかは、『1.各住宅会社や工務店の基本仕様は、どうやって決まるのか?』でお伝えした、基本仕様を決める時の仕組みにあります。

各住宅会社や工務店は、数社の住宅設備メーカーと代理店に商品グレードや価格を競わせて最終決定をします。一度、基本仕様に採用されると、その住宅会社の建てる家の多くに、基本仕様の商品が取り付けられることになります。そこを見越して住宅設備メーカーは、基本仕様決めの際には、通常より価格を落として提案をするのです。

晴れて採用された住宅設備メーカーの商品は多く取付られますが、採用されなかった住宅設備メーカーの商品は、どうでしょうか?
当然のことながら、時々しか取り付けられなくなってしまいますし、価格も通常の価格になってしまいます。差額の発生してしまう大きな理由はここにあります。もちろん住宅設備メーカーごとに、多少の高い安いは存在しますが、基本仕様に採用されているか、いないかで大きな価格差が生まれるのは言うまでもありません。

4.住宅設備は寿命が短い

家の中で、最も存在感のある住宅設備。新居へ友人が来た時に、「わぁ~素敵なキッチン、いいなぁ~」とか、「最新のトイレってカッコいいね」と羨ましがられる部分かも知れません。

しかし落ち着いて考えてください。住宅の中で、最も早くリフォームをしたくなる場所は、どこだと思いますか?
実は、お風呂と洗面所、その次にキッチン、トイレと続きます。何と新築計画の時に、あれほどこだわった、そして憧れていた住宅設備の部分が、リフォームしたい場所ランキングの上位だとは。。。

「水回り」というだけあって、水を使う場所は残念なことに汚れやすく傷みやすい傾向にあります。それは、たとえ100万円のキッチンでも500万円のキッチンでも、キッチンとしての寿命は、それほど大きく変わるものではありません。

誤解をしないでください。だからと言って、何でもよい、安い商品でよいと言っているのではありません。ただ、家全体とのバランスを考え、適度にこだわるというのが大切ではないかと思うのです。極端な話し、1500万円の住宅に、300万円のお風呂を取り付けたとしたら、総額の5分の1がお風呂にかかった費用ということになります。比率としてバランスが良いのか悪いのかを、考えてみるのも良いかも知れませんね。

人生は家づくりだけで考えないでください。人生にはさまざまな支出が必要です。何を優先して、望む未来を手に入れるのか、を考えてみるきっかけにされてはいかがでしょうか?
何か質問などありましたら、ご気軽にご相談ください。