今月のラインナップ11月号
2021.11.1 カテゴリー:ニュースレター
・今さら聞けない「あの言葉」の意味
「カロリーゼロ」の落とし穴
カロリーゼロ、糖質ゼロ。
ダイエットに励む人にとって、これほど心強い言葉はないですよね。
スマートな身体を目指すなら摂取するカロリーは低い方がいいし、その方が早く効果が出ると思ってしまいがちです。
でも、安全性はどうでしょうか。
カロリーゼロって一体?
世の中にあふれる人工食品・飲料の中には、甘味を出すために砂糖などの糖類以外に、サッカリンやアスパルテームなどの人工甘味料を使っているものがあります。
これらは化学合成による「自然界に存在しないもの」です。
特にアスパルテームは砂糖の何百倍も甘みを持っていて、お菓子やスポーツ飲料などさまざまな食品や飲料に使われています。
本来の砂糖よりもはるかに少ない量で強い甘味を出すことができるので、低カロリーという点だけ見れば、血糖値を抑えたい人にとっては良いでしょう。
例えばコーヒーに砂糖を入れなければ飲めない人でも、それを人工甘味料に代えることによって大幅にカロリーカットできるのです。
明らかになった事実
ところが、そんな人工甘味料に不安を表明する意見があります。
人工甘味料は糖の代謝に悪影響を及ぼし、常用すると糖尿病を引き起こす可能性もあるというのです。
本来自然界に存在しない甘みによって食欲が増進してしまったり、カロリーゼロという言葉に惑わされると過剰摂取を引き起こしてしまうことも指摘されています。
また、腸内環境が悪化し、必要な栄養素の吸収が追いつかなくなるとも言われています。
スマートになりたいと思うのは誰しも同じ。
でも大前提である「健康」を見失っては元も子もありません。
お米などの糖質や質の良い脂、肉魚などのタンパク質、そしてフルーツや海藻などの食物繊維をバランス良く摂取することが大切です。
たまには自分へのご褒美で、大好物のスイーツを食べても大丈夫です。何でも「ほどよく」が一番。
カロリー神話に惑わされず、心と体が喜ぶ食事習慣を探しましょう。
・季節のワンポイントガーデニング
冬越えの準備! 植物にも寒さ対策を
秋から冬へと向かう11月は、ガーデンにとって冬越えの準備どきです。
人間も寒くなると体が縮こまってしまいますので、本格的な冬が到来する前に備えておきましょう。
寒さに弱い花は屋内へ
まず、寒さに弱い植木鉢やプランターの植物は室内へ移動させます。
花壇で晩秋まで花を楽しませてくれたペチュニアやカリブラコアもそろそろ咲き終わる時期。
パンジーやビオラなど寒さに強い花に植え替えておきましょう。
宿根草は水やりを少しずつ減らし、肥料もしっかり与えて寒さに耐えられるようにしておきます。
葉や茎が枯れたら根元から15cmほどのところで切り、地上に出ている部分を整理しておきましょう。
そっと株を掘り出して植木鉢などに植え替え、日あたりが良く霜が降りない場所で管理するのがおすすめ。
紅葉に見とれすぎずに剪定も
落葉樹があるお家では紅葉が見ごろですが、落葉が始まる頃が剪定のチャンスでもあります。
枝姿が分かり、樹形が整えやすくなります。花木や花芽に注意して不要な枝を落としてください。
落ち葉は腐葉土やたい肥に使えるので残しておきましょう。
木々が色づき、紅葉が始まったら球根の植え付けも始めます。
春に咲く花の球根は寒さを感じて花芽をつけるものが多いため、寒くなりすぎない年内に終わらせるのがベスト。
春に土からひょっこりと顔を出す新芽は何にも代えがたい喜びを与えてくれますよ。
11月の寒空の下でもガーデニングに励んでください。
・人生を豊かにすることば
「笑ってみな。おっかないのは逃げちゃうから。」
―草壁タツオ(「となりのトトロ」)
知らぬ者はいない、ファンタジーの秀作
1988年の劇場公開以来、日本中の老若男女が見たであろうアニメ映画「となりのトトロ」。
大人も子どもも純粋な気持ちを忘れてはいけないことを教えてくれます。
一家の大黒柱・草壁タツオ(サツキとメイに比べると忘れがちですが、お父さんの名前です)は、しっかり者の長女サツキと、天真爛漫で頑固な次女メイを連れて、妻の入院する病院近くの村に引っ越してきました。
近所の子からお化け屋敷と呼ばれる家で始まった3人暮らし。子どもにしか見えないまっくろくろすけを見つけたり、森の主であるトトロやネコバスに出会ったり、サツキとメイの不思議な体験を描きます。
こんなお父さんが欲しい
草壁タツオはおっちょこちょいな面もあるものの、常に穏やかで、子どもたちと同じ目線を持つお父さん。
お化け屋敷に住むのが夢だったと、娘たちとの生活を楽しんでいるように見えます。
3人でお風呂に浸かりながら、タツオは引っ越したばかりのお化け屋敷に怯える娘たちに言います。
「笑ってみな。おっかないのは逃げちゃうから」。
3人が勇気を振り絞って大きな笑い声をあげると、タツオの言ったとおり、まっくろくろすけたちはスタコラと去って行きます。
笑い飛ばせば状況は変わる
人は何か不安なことや心配なことがあると、どうしても気持ちがマイナス方向に引っ張られがちです。
それをあえて笑い飛ばすだけで、なぜか気持ちが大きく救われます。まっくろくろすけのように消え去ってくれたり、もしかしたら救世主が現れてくれたりすることもあるでしょう。
ピンチの状況に陥ったときに、ぜひとも思い出したい、心を軽くしてくれる言葉です。
・暮らしの知恵袋
見るだけではもったいない!
もみじを100倍楽しむ方法
山々が燃えるように色づく季節、もみじ狩りに出かけたくなりますね。
実はもみじは見て楽しむだけでなく、持ち帰って飾ったり使ったりできる、万能なアイテムです。
秋をより楽しめるもみじの活用アイデアを紹介しましょう。
さまざまに使える秋の彩り
まず思いつくのは本のしおり。
読みかけの本の間から真っ赤なもみじが現れるなんて、とてもロマンチックですよね。
拾った葉はお風呂に浮かべて楽しむのもおすすめ。
軽く水洗いし、お湯を張ったお風呂に適量の塩を混ぜて浮かべると、お風呂に真っ赤な秋の風景が広がります。
いつもとは違う幻想的な雰囲気になり、旅行気分も味わえますよ。
もみじは、流行中のハーバリウムの材料としても重宝されます。
ハーバリウムオイルと瓶があれば簡単に作れますので、もみじ狩りの記念に作ってみてはいかがでしょうか。
木の実なども一緒に詰めると、秋が感じられる仕上がりになります。
まだまだあります!もみじの活用法
拾ってきたもみじを、はがきサイズの無地の紙にペタペタと貼り付ければ、オリジナルポストカードの完成です。
秋のご挨拶状にもぴったり。受け取った人にも秋の風景が届けられます。
きれいに洗ったもみじは、料理のアクセントとして盛りつけにも活躍します。
秋の味覚のサンマなどに添えればぐっと華やかになりますよ。
もみじの活用方法はたくさんあるので、上手に使って秋をもっと楽しんでみませんか。
・大工さんの家づくり指南
苦手な家事から理想の住まいを想像してみる
家にいるときに最も時間を費やすのは……
皆さん、ご自宅では何をして過ごされていますか?
家は仕事の疲れを癒やす休息の場所、休みの日に好きなことをして過ごす場所というイメージかもしれません。
テレビやゲームなどを楽しむ趣味の場所かもしれませんね。
しかし、あるアンケートで「自宅で何をしているのか?」という質問をしたところ、炊事、洗濯、入浴などの「生活に必要なこと」が多くの時間を占めていることがわかったそうです。
意外なようですが、日頃家事をしている人にとっては当然の答えかもしれません。
リラックスできる幸せの家とは、家事を効率よくこなして空き時間をゆったり使える家ということかもしれませんね。
もう少し具体的に考えると、それは無駄な動きが少なく、家事の動線を考えたつくりの家ということになります。
そこで今回は、家事の効率面から見た「幸せの家」について考えてみたいと思います。
やりたくない家事はどれ?
家事は炊事、洗濯、掃除、片付け、ゴミ捨て、ペットの世話、子どもの送迎など多種多様です。
まず、この中で「苦手なもの」をピックアップしてみてください。「苦手な家事」に時間をかけるのは誰でも嫌です。
そこにかかる時間を極力少なくできれば、気持ちも軽くなることでしょう。
例えば「炊事は好きだけど掃除は苦手」という方には、ダイニングとキッチンの間を目隠しすれば、多少キッチンが散らかっていてもダイニングから見えず、食後の片付けを後回しにできます。
「ごみ捨てが嫌い」なら、キッチンに勝手口を設けてすぐにゴミ捨てできるようにしておくのも良いでしょう。
「片付けが苦手」なら、収納スペースをできるだけ確保すればいいのです。
「荷物の受け取りが面倒」なら、インターフォンから玄関までの距離を近くすることで、チャイムが鳴ったらすぐに玄関に出られます。
家事の中でも「炊事」と「洗濯」は生活に不可欠なものですが、キッチンと洗濯機の位置が近ければ、忙しい時間帯でも洗濯機を回しながら食事の支度を同時に進められます。
「洗濯」にともなう「物干しが苦手」という方は、洗濯機から近い場所に物干し場と衣類収納場をつくることで、労力と時間を短縮できます。
このように「苦手な家事」をピックアップすることは、幸せの家に必要な動線がそこから浮かび上がってくる効果があり、とても大切なことです。
買うものと捨てるもの
また、家を新築するときには、今住んでいる家から持っていくもの、捨てるものを選別しなければなりません。
引っ越しは持ち物を整理するには良い機会になります。
例えば「物干しが苦手」なら「乾燥機」を買い、そのスペースを確保することが必要ですし、「食後の洗い物が苦手」なら、キッチン下の食洗機設置を検討するわけです。それによって、今使っているものを捨てることができるようになるでしょう。
買うもの、捨てるものをリスト化すれば、それを収納するのに必要な面積もはっきりしてきます。
リラックスできる家にするためには家事の時間を減らすことが大切です。家事の効率を良くすることで幸せの家が見えてきます。
・DIYでできる家のメンテナンス入門
日本ならではの大発明
「アルミサッシ」のサビを防ぐ方法
日本の窓の9割を占めているアルミサッシ。
優れた耐久性を備え、コストパフォーマンスが高いことから、四季のある日本の住宅建築になくてはならない存在になっています。
雨風にさらされたり、厳しい太陽光が照りつけたりしても、割れや歪みが起こることがなく腐食にも強いため、長期間使用してもメンテナンスを必要とせず、美しい外観を保つことができる、日本ならではの大発明なのです。
実はアルミサッシも腐食することが
しかしアルミサッシにまったく腐食が起こらないというわけではありません。
経年劣化に強く、高い耐久性を誇るとはいえ、実はアルミは意外にも腐食に弱い金属なのです。この弱点を補うため、アルミサッシは皮膜を作るコーティングが施されています。
お住まいの地域にもよりますが、海から離れた地域でも腐食は避けられません。
台風などの暴風によって、砂や海水が巻き上げられ、雨と一緒にアルミサッシに降り注ぎます。
このとき、細かい砂がアルミサッシの皮膜を傷つけ、その傷口に海水を含んだ雨が侵入して、腐食が起こってしまうのです。
アルミサッシのお手入れはとにかく水洗い!
アルミサッシを長持ちさせるポイントは、汚れをためすぎないこと。
腐食は放っておくとどんどん進んでしまうので、年に1~2回、海が近い地域ではもう少し頻度を上げて、年に3~6回は掃除するのがおすすめです。
アルミサッシの掃除に特別な道具を用意する必要はありません。基本はひたすら水洗いをすること。
汚れがひどい場合は、バケツに溜めた水に少量の中性洗剤を混ぜて汚れを洗い流してください。
もし斑点状のサビを表面に発見したら、水で湿らせたジーンズ地などにクリームクレンザーをつけて優しくこすりましょう。
最後に乾拭きでしっかりと水気を取ることをお忘れなく。
特に海が近い地域での塩害による腐食は、著しく外観を損なってしまいます。定期的にメンテナンスすることをおすすめします。
・ペット110番
いい湯だワン!
一緒にのんびり温泉はいかが?
木枯らしが身にしみる11月は、温かい温泉で心身ともにリラックスしたくなりますね。
近年ではペットも入れる温泉が増え、飼い主さんとの温泉旅行を楽しむワンちゃんも多くみられます。
ワンちゃんも癒やしてくれる温泉パワー
温泉にワンちゃんを入れても本当に大丈夫なの? と不安を感じる飼い主さんもいるかもしれませんね。
結論を言うと、問題はありません。温泉は人間だけでなくワンちゃんにもリラックス効果を与えてくれる、癒やしのスポットなのです。
体が温まると血行が良くなり、疲労回復効果があるのはワンちゃんも同じなんですよ。
ただし温度と時間には十分に注意してあげましょう。
ワンちゃんの適温は人間にとっては少しぬるめの36~38℃ぐらいです(ワンちゃん同伴の温泉の多くは人とワンちゃんの入る湯船は別になっていますので、入れる前に湯加減を確認してあげてください)。
また、あまり長い時間、湯船に入れたままにすると、皮膚を保護している油分が流れ出てしまい、肌トラブルを引き起こしてしまうこともあります。
ワンちゃんの皮膚というものは非常に薄くデリケートなので、長くても10~15分程度で上がらせてくださいね。
嫌がる場合には無理をせず、すぐに出してあげましょう。
温泉から上がった後は、被毛をしっかりと乾かしましょう。
根元まで乾かさず、生乾きのままにしておくと、雑菌が繁殖してしまう可能性があります。
ドライヤーなどでしっかりと乾かしてください。
温泉を予約する前に
ワンちゃんを同伴できる温泉のほとんどでは、1年以内の予防接種と狂犬病ワクチン接種の証明書が求められます。
今年のワクチンがまだ、という人は早めに済ませておいてくださいね。
ルールさえ守ればワンちゃんと一緒に温泉を楽しむことができます。風ビュービューの中でも、体の芯までポカポカに温まりますよ。
・ご存じですか、お台所のひと工夫
いいこと尽くし!包丁のお手入れ
毎日の調理に欠かせない大切な包丁。きちんとお手入れしてあげていますか?
お刺身やローストビーフなどを切るときは、切れ味抜群の包丁でなければ危ないし、おいしくできませんよ!
見た目も味もよくなる!
お手入れされた包丁で料理すると、見た目もぐっと良くなります。
切れ味が悪いと、筋がうまく切れないので波打った切り口になり、食材が崩れておいしくなさそうな印象になってしまいます。
もちろん味にも違いが出ます。それがよくわかるのがトマトです。
皮への抵抗なしにスパッと切れるのが良い包丁ですが、手入れが悪い包丁だと果肉が潰れ、水分が抜けると同時にうま味も流れてしまい、食感もよくありません。
ストンと切れるのが気持ちいい
包丁をお手入れしておくと、切る際に余計な力が要らないというのがメリットです。
ストレスなく、ストンと包丁が入っていくのは気持ちいいですよ。
包丁のメンテナンスといえば、やはり砥石です。包丁を研ぐのは少々手間ですが、砥石はひとつあれば包丁同様、長く使えます。
本格的に切れ味を良くしたい方は、職人さんに頼むという方法もあります。
シャープナーを使う人が多いですが
最近は手ごろで簡単なシャープナーも簡単に買えます。
さっと使えて、すぐに切れ味が回復しますので便利ですが、砥石に比べると、効果は一時的です。シャープナーは刃を傷つけてしまうので、包丁の強度が落ちたり、切れ味が悪くなるのが早いというデメリットがあります。
時間に余裕のあるときには、ぜひ砥石でお手入れをするのをおすすめします。
定期的にメンテナンスしている包丁は長年使い続けることができ、自分で研ぐことで愛着も格別です。
本来、包丁は使い捨てにするものではありませんから、大切に取り扱って、日々のおいしいお料理作りに役立てましょう。
・めざせ!お買い物の達人
活用しないと損かも?ふるさと納税
ここ数年で認知度が上がり、広く普及してきたふるさと納税。興味はあるけど、まだ活用したことがないという方もたくさんいますよね。そんなふるさと納税ビギナーのために簡単に説明しましょう。
ふるさと納税とは
ふるさと納税とは、故郷や好きな自治体に寄付をして、地域に貢献する仕組みのことです。
寄付のお礼として、その地域からさまざまな返礼品が送られてきます。
さらに、寄付金から所得税や住民税の控除を受けられるので、自己負担額2000円から、地域の特産品を楽しむことができるのです。
ただし所得に応じて控除には上限がありますので、事前に確認しておきましょうね。
楽しくかしこく返礼品選び
ふるさと納税を上手に楽しく活用するポイントは、なんといっても返礼品選びです。
賢く節約することを考えるなら、できるだけ還元率の高い品物にすること。そして普段使うものに絞って選ぶのがいいでしょう。
おすすめは米、肉、魚など。晩酌用に各地の銘酒を選べばお酒好きのお父さんにも喜んでもらえます。
トイレットペーパーやタオルなどの消耗品は、普段買っているものからランクアップして、肌触りの良い品を選べば、日々の幸福度がアップしますよ。
自宅まで配送してくれますから、買い物の手間も省けるところがうれしいですね。
季節の高級食材で贅沢気分
せっかく特産品を選べるのなら、ということで、イベントや季節に合わせて高級食材を選ぶのもいいでしょう。
例えばお正月用にカニ、丑の日には鰻、旬のものをお中元やお歳暮に充てたりすれば大切な人を喜ばせることもできます。
配送時期を指定できる品物もあり、予約注文が便利です。
ふるさと納税は、このように食費や日用品代を抑えつつ日常生活を豊かなものにしてくれるユニークな制度。
控除の上限額に注意して、年末までには申し込んでおくことをお忘れなく。年末には申し込みが殺到します。
今年も残りあとわずかですから、在庫切れになってしまう前に早めに申し込んでくださいね。
・解決!子育て相談箱
子どもには習いごとをさせるべき?
〈相談〉
幼稚園で仲良しの子が習いごとをしているので、「私もバレエやりたい!」と毎日せがまれて困っています。
その子はバレエ、英語、スイミングをしているみたいだけど、うちも何か始めたほうが良いのでしょうか?
(5歳児のママ・35歳)
無理に始める必要はない
お友だちが習っているからといって、無理に始める必要はありませんよ。
小さいうちは五感を使って思いっきり体を動かし、遊ぶことのほうが大切です。
また、好きなことに集中させてあげることや、読み聞かせなどで親子が関わる時間をたくさん持ちましょう。
高いお月謝を払わなくても、お家でできることはたくさんあります。
習いごとのメリットとデメリット
それでは習いごとをする意味はないのでしょうか。
好きなことにとことん向き合う時間を保てたり、失敗や成功体験を積み重ねて力を伸ばせるということは、習いごとのメリットといえるでしょう。
逆にデメリットは、子どもが自由に遊ぶ時間が減ったり、親が送迎するなど負担が大きくなったり、金銭的な負担がかかったりすることです。
嫌がったらやめる判断も
習いごとを決めたら、本当に子どもがそれに興味を持ち、夢中になれているのか、まずは体験教室で様子をみましょう。
通わせてみて「やっぱり難しい、キツイ」と不満が出たり、あからさまに行きたがらなかったりしたら、その子には合っていないということかもしれません。
思いきって離れる判断も必要です。楽しく通っていないと教わったことが身につかないからです。
また、親の側の願望が強すぎると、子どもがうまく上達しないことにイライラして練習を強制させてしまうようなことにもつながりかねません。
まずは親の負担にならずに、子どもが好きで続けられる習いごとを探してみてください。
・新米パパのための育児アドバイス
ママが風邪でダウンしたらパパの出番です!
子どもが風邪をひきやすいのはなぜ
インフルエンザなどの流行に注意しなければならない時期です。
手洗い・うがいを促す呼びかけは毎年のことですが、近年は新型コロナウイルスの流行により、年間を通して、意欲的に感染対策を行う人が増えました。
それだけでもずいぶん予防できているはずですが、それでもなぜか子どもは風邪をひいてしまうものです。
それは、ウイルスの侵入を防ぐだけでは不十分で、免疫が下がっていると風邪をひきやすいからです。免疫力を高めるために生活習慣を見直してみましょう。
体づくりの基礎は運動、睡眠、食事の3つ。
これで免疫力アップをはかります。乾燥もよくありません。普段からこまめに水分をとって、部屋の湿度にも気を配りましょう。
ママは子どもからもらいやすい
子から親へうつる風邪は、得てしてパワーアップしています。
多くの家庭では、ママが日ごろから休む間もなく子どもに接していることが多く、免疫力が下がり風邪をもらいやすくなります。
そんなときは、普段ママに頼っているパパがゆとりをもって接すると、ママも安心して治療に専念することができますよ。
パパに任せろ!と宣言してください
普段ママに家事を頼っている家庭では、ママがダウンしたときは、子どものご飯、お風呂、寝かしつけなど、基本的なことはパパが胸を張って引き受けましょう。
なるべく子どもの相手をする時間を作り、ママの体が休まる環境を作ってあげてください。
ママも気持ちに余裕が出れば楽になれるはずです。
とはいえ、急に家事をやろうと決意しても、そう簡単にできないかもしれません。
普段からママのやっていることをよく見て、いざというときに動けるようにしておいてください。
パパ一人でも安心してもらえるように、ママと、そして子どもたちと信頼関係を築いておきましょうね。
・整理整頓の達人
いざというときに慌てない
冠婚葬祭グッズのしまい方
いざというとき、慌ててしまいがちなのが冠婚葬祭関係のグッズですね。
不幸の知らせというものは急にやってきますから、大切な物の場所がわからず気があせります。
礼服はクローゼット、ネックレスはドレッサーの引き出し、薄墨の筆ペンはデスクにしまったつもりが、いざ出そうと思ったらどこに入れたかわからず「あれはどこにやった?」「あれって何よ?」と家族で要領を得ない会話になったりして、イライラしてしまいますね。
薄墨の筆ペンなどは、そのたびに購入するので、めったに使わないのに何本も引き出しに入っていたりするというご家庭が多いのではないでしょうか。
必要になるものは一緒にしまう
こういった使用頻度の低いものの収納に便利なのが“グルーピング収納”という方法です。
例えば、礼服を収納するクローゼットに、冠婚葬祭に必要なものをひとつのグループとしてボックス収納してしまうわけです。
冠婚葬祭で必要になるものには、バッグ、袱紗、数珠といった細々したものがありますが、これらを全部ひとつのボックスに入れて収納してしまいましょう。
香典袋、祝儀袋、薄墨の筆ペン、通常の筆ペンなども入れておくと便利です。
女性なら黒いストッキングやネックレスも一緒に収納すれば、いざというときに探す手間が省けます。
「用意のいい人」の極意
冠婚葬祭では得てして予測のつかないことが起こりますので、バッグの中にボールペンを入れておいたり、持ち帰りに備えてシックな色のエコバッグを入れておいたりすれば、いざという場面でも慌てずに済み、「用意がいい」と感心されるでしょう。
このように、あちこちに散らばってしまいがちなものをグループでひとまとめにして収納すると、肝心なときに慌てたり、家を出がけに家族と喧嘩になることを避けられます。経験のある方は、ぜひ試してみてください。
・体験談|あなたならどうする?
言霊のパワーに触れた日
〈今回は35歳・トレーナー Sさんの体験談です〉
突然ですが、あなたは「言霊(ことだま)」を信じますか?
学生時代にある人から「言葉は現実になる」と教わってから、そのことが頭の片隅から離れない私です。
古代の人が信じていた「言葉の力」
言霊とは言葉に宿る「魂」のことです。
古代の日本人は、その魂が言葉にしたことを現実化してくれると考えていたそうです。私もこの言霊を信じる一人です。
自分の意思を相手に伝えたり、イメージしたものを表現したり、ときには自分自身と対話するのにも使われたりする言葉は、単なるコミュニケーションツールを超えて、大きな力をもっていると思うからです。
だから私は、これまでの人生で、叶えたい自分の夢をいつも言葉にするようにしてきました。
その夢のひとつが、ラジオに出演することでした。
私はトレーナーという職業柄、お客様に体づくりのポイントをお話しすることがよくあり、その際になぜか声を褒めてもらえることが多かったのです。
そこで、「この声をもっといろんな人に聞いてほしい。トレーナーをしている自分をこの声でアピールしたい」と思うようになりました。
そしてそのラジオに出たいという夢を、いつも周りに語っていたのです。
夢を語る言葉が現実を引き寄せる
そんなある日、普段からお世話になっている施設の方から、ついにラジオ出演のお話が回ってきたのです!
驚きと喜びが複雑に絡み合った不思議な気分でした。言葉が現実になるのは本当だったんだ。あらためてそう確信しました。
夢は、1日で叶うことも、何年もかかることもあるでしょう。
でも、熱望する思いを言葉にし続けることで、自分以外のものや人を動かしてくれることがあります。
胸に秘めているだけでは何かが足りない。言葉にすることで、世界は面白いぐらいガラリと変わるのだと私は思います。
もしあなたの言葉が現実になるなら、今、どんな夢を言葉にしますか?
・家族で保とう「毎日健康」
長い人生、歯はとても大切な財産です
あなたの歯は健康ですか?
食べたり、会話をしたり、より人生を楽しむために歯の健康はとても大切です。
きれいな白い歯は、見た目の美しさや若々しさを保ち、生活の質も向上させます。丈夫な歯を残してストレスなく健康寿命を延ばしたいものです。
虫歯や歯周病の原因は
歯の病気というと、やはり虫歯、歯周病ですね。
歯周病というのは歯茎やその周りの組織が炎症を起こし、それが続くことです。歯肉が下がって、最終的に歯が抜けてしまう怖い病気です。
歯みがき不足、タバコ、甘い物を摂りすぎると、歯周病リスクは高くなります。
また、口呼吸も良くありません。口内が乾燥すると細菌が繁殖し、口臭の原因にもなるからです。意識的に鼻呼吸を心がけてみましょう。
歯を健康に保つには
歯みがきは1日に最低2回行ってください。そして食事はよく咀嚼すること。
噛むと唾液が分泌され、細菌の発生を抑えてくれます。
また噛む刺激によって脳が活性化され、同時にあごの筋肉が鍛えられるなど良いことずくめです。
嗜好品を避けて、硬いものを積極的に取り入れるようにしましょう。
虫歯の治療は、痛くなってからだと完治に時間がかかってしまいます。
歯周病の場合、痛みがなく発見が遅れるケースもあります。
そうならないためには、年に数回程度、歯科で定期検診を受けて予防するのがおすすめ。
治療にかかる時間や費用を考えたら、負担が少なく済みますよ。
歯はセルフケアが大切。
しっかりと噛む習慣をつけ、ていねいな歯みがきと、定期的な歯科でのチェックで予防しましょう。
長い人生、楽しく有意義に生きていくために歯も健康であり続けたいですよね。
・続けられるダイエットのコツ
ダイエットはゆっくりペースで体の中から温めて
11月の和名は「霜月」。
霜が降りはじめ、冬の訪れが感じられる季節です。
日に日に寒さが深まるので、外に出てトレーニングするのが気後れしてしまうことも。
そんな11月でもゆったり健康的な生活を維持するダイエットを紹介します。
水、ちゃんと飲んでいますか?
ほんの2カ月ほど前の、汗が止まらないほど暑かったときに比べると、水を飲む量がめっきり減ってしまっていませんか?
「夏は毎日1~2Lもの水分を摂取していたのに、最近は1Lも飲んでいない……」。そんな人も少なくありません。
水分が不足すると、むくみやすくなり、血流も悪くなります。
老廃物も貯まりやすくなり、太りやすくなる原因が揃ってしまうのです。意識的に水分を摂るようにしましょう。
お風呂にはゆっくり浸かろう
寒くなることで冷えも起こりやすくなるので、シャワーだけで済まさず、ちゃんと湯船に浸かるようにしましょう。
湯船に浸かることで体が温まり、内臓機能が向上するだけでなく、基礎代謝も高まります。
血流が良くなれば、老廃物を体の外に出してくれるデトックス効果も期待できます。
体の中からきれいになりますよ。
ストレッチで体を温めて
血行不良を改善し、血流の流れを良くするためには毎日のストレッチを欠かさないようにするのがおすすめです。
運動が苦手な方でも、簡単なストレッチなら負担も軽く、続けられるはずです。
気分転換にもなりますので、お風呂上がりの習慣にしておきたいですね。
木枯らしが吹きはじめると体が冷えやすくなり、せっかくダイエットをしても、なかなか効果が出なくなってきます。
冷えたままの体で運動をすると、思わぬケガをしてしまうこともあります。
まず体を温めることに重点を置き、毎日のストレッチを習慣づけて、ゆっくりのんびり、ダイエットを続けていきましょう。
・今月のおすすめ本
野球がもたらす数々の奇跡が感動を呼ぶ
~甲子園だけが高校野球ではない(岩崎夏海著)
野球をがんばる高校生たちの実話
夏の風物詩、甲子園の高校野球選手権大会。
全国から集まる強豪校の選手たちが、泥だらけになりながらボールを追いかける姿は多くの人たちを魅了します。
その主役はあくまでも球児たちですが、その晴れ舞台を支えているのは、家族や、チーム関係者、監督、コーチ、学校の応援団、大会運営者といった多くの人の力や思いだということを忘れてはなりません。
本書は、グラウンドに立つ選手たちだけではなく、試合には出なくとも、3年間を高校野球に捧げた高校生たちのストーリーが収められています。
マネージャーやブラスバンド部、野球を諦めざるを得なかった者、選手を見守る家族たちなどの視点から見た甲子園の物語です。
すべて日本全国で本当にあった実話で、高校野球から目を離せなくなった経験をもつ人なら、まさに必読の一冊です。
一人ひとりが選んだ道
実力がものを言う世界ですから、甲子園でベンチに入れるレギュラー選手はほんのひと握りに過ぎません。
そんな夢の舞台の後ろには、個人の葛藤、野球に対する想い、家族や仲間の存在など、様々なものが渦巻いています。
野球センスを持ちながらも野球を好きになれなかった者、練習中に病気が見つかって闘病せざるを得なくなった球児、負けるのが怖くて積極的になれなかった女子マネージャー、大好きな監督を追いかけて甲子園出場の切符を手放した球児……。
本気で向き合っている彼らの誰ひとり、間違った選択はしていません。彼らなりの結論、彼らなりに導かれた道なのでしょう。
野球ができることの幸せ
「諦めなければ夢は叶う」というほど実際の人生は甘くないかもしれません。
しかし、たとえ叶わないかもしれなくても、それを怖れず、失敗してもいいから挑戦してぶつかってみること。
そのことの大切さを感じさせられます。
野球ができるということの幸せ、野球を通して生まれる絆の大切さ。
球場に足を運んだことがなくても、選手として試合に出たことがなくても、野球ならではの熱い情熱に触れられる1冊です。
・もう一度見たい名画たち
ピンチに瀕したチームを奮い立たせた言葉とは
グーニーズ(’85・アメリカ)
家族がいて、家族のような友達がいて、帰る家がある。
そんな当たり前のことが、もうかなわなくなるかもしれない。
そう悟ったとき、あなたはただ呆然としてしまうかもしれませんね。
悪童たちの大冒険!
「グーニーズ」とは、主人公マイキー(ショーン・アスティン)と仲間達を表す愛称です。
何かと悪巧みをしては家族や兄弟を困らせている、やんちゃな男の子たち。
差し押さえとなったそれぞれの自宅を守るために、金目のものを探してマイキー宅の屋根裏に侵入したことから冒険が始まります。
海賊の財宝のありかが記された地図を見つけて、早速その場所に向かうグーニーズ。
しかし、その場所は脱獄したばかりの犯人一家のアジトだったのです。
行く手を阻む数々のトラブルにグーニーズはどう立ち向かうのでしょうか。そして財宝にたどり着くことはできるのでしょうか。
多くの人がこの映画を一度は見たことがあると思います。
そして、こんなに何かに一生懸命になれる彼らの尊さに感動し、グーニーズの行動ひとつひとつが確実に未来を変えていくことを信じたくなるはずです。
弱音を吐く仲間にかけたマイキーの言葉は
財宝を目指す彼らは、かつての海賊が仕掛けた罠にてんてこまい、命の危険にもさらされます。
暗い洞窟を進みながら、「もう諦めよう」とおびえて弱音を吐くアンディをマイキーはこんな言葉で説得します。
「わかってる? 次に空を見る時には、別の町の空だ。ここでは僕たちが戦うんだ」。
もともとのマイキーは気も体も弱い少年。今までの彼からは想像できなかったような強さが感じられるシーンです。
大人になると、信じる心やその瞬間を楽しむということをいつしか忘れてしまいがちです。
いつまでもこの冒険を楽しみ続けて、そしていつか宝物を見つけたいものですね。彼らのように。