今須恵理子のブログ

雨の東寺で写経をしてきた【京都】

2023.6.14　カテゴリー：今須恵理子

みなさん、こんにちは＾＾

フィックスホームの恵理子です！

今日のブログは、雨の東寺で写経をしてきた【京都】です。

それでは、どうぞ～

雨の東寺で写経をしてきた【京都】

日曜日（２０２３.６.１１）京都駅近くにある東寺に行ってきました！！大阪に行く用事があったので、普段乗らない電車に乗るし（笑）通り道の京都駅でいったん降りて久しぶりに東寺へ。雨が降っていましたが、観光客でごった返す京都は雨が降ってるぐらいの方が人が少なくてゆっくり拝観できるかなと思って行ってきました。

リンク＞＞＞＞東寺
 リンク＞＞＞＞勧智院

東寺の歴史と五重塔について

東寺はJR京都駅から歩いて約１キロ、１５分程です。思っているより近くて、バスで行くことも出来ますが徒歩で十分だと思います。
東寺は、唯一残る平安京の遺構です。創建からおよそ、１２００年。１９９４年に世界遺産として登録されました。嵯峨天皇から空海に東寺が下賜（かし）されて、真言密教の根本道場となったことから、日本で最初に密教寺院が誕生したといわれています。

朝の１０時に東寺に到着しました。中に入ると蓮の向こうに五重塔が見えます。五重塔は高さ５５メートルもあり、日本の木造建築としては日本一の高さを誇ります。五重塔は、落雷などによって４度焼失していて、いまの五重塔は１６４４年に再建した５代目にあたります。

静かな勧智院で写経をしました＾＾

東寺の北大門を抜けた右手、洛南中高等学校の正面には「観智院」と呼ばれる真言宗の勧学院（教育施設）があります。観智院は東寺に付属する小寺院（塔頭）の一つで、所蔵する密教に関する書物の質と量ではこの国で最大と言われています。ここは拝観料５００円が必要です。建物の中には美しい庭園や重要文化財であるご本尊の五大虚空蔵菩薩（ごだいこくうぞうぼさつ）が祀られています。剣豪の宮元武蔵が書いた絵もあり、色々見応えがあります。

そして、東寺の食堂（じきどう）でも写経が出来ますが、静かな場所でするなら私はこの観智院がお勧めです！！

入口の受付で写経を申し込むと（２０００円）、写経セット一式を渡されて、写経をするお部屋に案内してくださいます。筆ペン等も全て貸してもらえるので手ぶらでOK＾＾詳しく説明してもらえます。

写経は薄く書かれた般若心経の文字を筆ペンでなぞって行きます。所要時間約６０分です。書き損じの為に紙は二枚もらえます。もし途中で切り上げたい時は、セットの中に東寺宛の封筒が入っているのでお家でゆっくり続きを書いて、自宅から送る事も出来ます。

最後まで書いたら、自分のお願い事を追記します。例えば娘の合格祈願であれば、「為」の文字の後に「娘の名前」「合格祈願」「也」と書き加えます。そして自分の住所+氏名+書いた日にちを追記して終了です。（写経セットに詳しく書いた紙が入ってます）書き上げたものはお部屋の指定場所に置いて帰ります。

写経は、国宝・五重塔の塔内に永らく奉納してくださるそうです。パンフレットには「五重塔内部は極彩色の密教正解が広がり、納められた写経は大日如来の懐に抱かれる事になります」とあります。

自宅で書いて奉納したいという方は東寺HPより郵送で写経セットを自宅に取り寄せる事も出来ます。

リンク＞＞＞＞国宝・五重塔奉納勧進写経のお申込みフォーマット

写経は文字も多いしたいへんそうですが、実際にやってみると意外と最後まで書けます。１時間があっという間に過ぎてしまいます。筆ペンで文字をなぞるので誰でもキレイに仕上がります♪文字をなぞる事に意識をフォーカスするのではなく、文字を書いているわたしの在り方に目を向けて書いていると筆が和紙を滑る音が聞こえるようになります。筆先が和紙にあたり、墨がゆっくりと染み込んで伝わって行く感じが指先を通じて感じられます。わたしを「今」に留めるような静かな時間を是非楽しんでください＾＾

空海が住んでいた御影堂

（↑写真は東寺HPからお借りしました）

境内の一角に弘法大師空海がお住まいだった御影堂があります。弘法大師空海は、ここで講堂の立体曼荼羅を構想し、造営工事の指揮をとったと言われています。御影堂は早朝6時から閉門まで、どなたでも無料で自由にお参りができます。

この御影堂には絶対秘仏で非公開の不動明王坐像が祭られています。もちろんお姿は拝見出来ないのですが、お参りをするといつも清々しい気持ちになります。京都のお寺も色々な所を巡った経験がありますが、個人的には京都では一番のおすすめしたい仏像です。（見れないのでおすすめというのも何なのですが、とても感じるものがあります＾＾）