
エアコン1台で家じゅう快適は本当? 高性能住宅の冬の暖房の落とし穴
2026.1.12 カテゴリー:楢崎 隆也
こんにちゎ^^
住宅コンサルタントのならざきです!
フィックスホームは、大津市・草津市・栗東市・守山市周辺で、高気密高断熱の省エネ・エコ住宅を建てる工務店です。
いよいよ朝晩の冷え込みが厳しくなり、本格的な冬の到来を感じます。 家づくりを考える上で「冬の暖かさ」は、多くのご家族にとって、外せない最重要テーマの一つではないでしょうか。 そこでよく耳にするのが、「高気密高断熱の高性能な家なら、エアコン1台で家中暖かいんでしょ?」という、期待と憧れの声です。
エアコン1台で家じゅう快適は本当? 高性能住宅の冬の暖房の落とし穴

しかし、その言葉、鵜呑みにすると、後悔するかもしれませんよ。 今日は、その“真実”と、多くの方が陥りがちな「冬の暖房計画」の落とし穴、そして本当に快適な暖かさを手に入れるための方法について、プロの視点からお話ししたいと思います。
高性能住宅の暖房計画は、ただエアコンを設置すれば良いというわけではありません。快適な冬を過ごすための、知っておくべきポイントがあります。
「エアコン1台で暖かい家」の“最低条件”
まず、大前提として知っておいていただきたいこと。それは、「どんな家でもエアコン1台でOK」ではない、ということです。 「エアコン1台で家中ぽかぽか」が実現できるのは、以下の**2つの“最低条件”**を満たした家だけです。
「魔法瓶」レベルの高い断熱性能(Ua値): 家全体が魔法瓶のようにすっぽりと覆われ、外の冷気をシャットアウトし、中の暖気を逃がさない性能が不可欠です。僕たちフィックスホームでは、断熱等級6という高い基準を標準としています。
「すき間風ゼロ」に近い高い気密性能(C値): どんなに断熱材を厚くしても、家中にすき間があれば、そこから冷たい空気が侵入し、暖かい空気が逃げてしまいます。気密性能を数値で測り、すき間を徹底的に塞ぐことが重要です。
この2つの性能が揃って初めて、小さなエネルギーで家全体を暖めることが可能になるのです。
落とし穴①「暖かさ」の“質”を見落とすな!
たとえ家全体が暖かくても、その「暖かさの質」が低ければ、本当に快適とは言えません。 よくある失敗例として、こんな声を聞きます。
「エアコンの温風が直接当たって、肌が乾燥するし、なんだか不快…」
「リビングは暖かいけど、床や足元だけがスースーして寒い(コールドドラフト現象)…」
「エアコンのある部屋は暖かいけど、廊下やトイレに行くとヒヤッとする。温度ムラが気になる…」
「ただ暖かい」だけでなく、「どこにいても、春の陽だまりのような、自然でムラのない暖かさ」こそが、本当の快適さであり、僕たちが目指す暖房計画のゴールです。
落とし穴②「エアコンの“選び方”と“設置場所”」を間違えるな!
高性能住宅だからといって、どんなエアコンでも、どこに付けても良いわけではありません。
容量の選び方: 高性能住宅は熱が逃げにくいので、容量が大きすぎるエアコンを選んでしまうと、ON/OFFを繰り返してしまい、かえって電気代が高くなることがあります。
設置場所の重要性: 暖気が家全体に行き渡るような、最適な場所に設置しなければ、結局「効かない」と感じてしまい、追加で他の暖房器具が必要になるケースもあります。
そこでフィックスホームでは、この「暖かさの質」と「効率」を追求するために、「床下エアコン」や「小屋裏エアコン」といったシステムを推奨しています。 これは、市販の壁掛けエアコン(主に14畳~18畳用)を床下や小屋裏といった空間に設置し、そこから家全体に暖気や冷気を送る方法です。
ちなみに、フィックスホームの冷暖房計画は、換気設備とは完全に別系統ですので、一般的に言われる「全館空調」とは少し異なり、「全館冷暖房」と呼んでいます。 このシステムは、基本的に24時間運転することで、家中の温度を常に一定に保ち、快適な状態を維持します。
「24時間運転だと電気代が心配…」と思われるかもしれませんが、実はここに大きなメリットがあります。 まず、常に稼働しているエアコンは主に1台だけです。一般的な家のように各部屋で4台も5台もエアコンを動かす必要がないため、トータルの光熱費は大幅に削減できます。 さらに、太陽光発電システムとの相性が抜群なのです。日中に太陽光で発電した電力を使ってエアコンを動かすことで、電気代を気にすることなく、一年中快適な室温をキープしやすくなります。
例えば「床下エアコン」は、床からじんわりと暖かさが立ち上がるため、不快な風もなく、足元から春のような自然な暖かさが家全体に行き渡ります。部屋ごとの温度ムラも解消され、どこにいても快適に過ごせるのです。
結論:冷暖房計画は「家の性能」と「設計力」の掛け算
「エアコン1台(あるいは2台)で快適な家」を本当に実現するためには、①家の高い基本性能(高気密高断熱)と、②その性能を最大限に活かす冷暖房計画という、2つの要素が不可欠です。
この「冷暖房計画」とは、単にエアコンを設置する場所を決めるだけではありません。床下エアコンや小屋裏エアコンを前提に、家中のどこにいても温度ムラがなく、夏も冬も快適に過ごせるよう、吹き出し口の位置や、空気を送るためのダクト経路まで緻密に計算し、設計することを指します。
特に、小屋裏エアコンを使って家全体をムラなく冷房することは、見よう見まねでできるほど簡単な技術ではありません。空気の流れを正確に読み、何度も実験と検証を重ねた経験と知識がなければ、必ず失敗します。その両方(高い基本性能と、それを活かす確かな設計力)を高いレベルで提案し、実現できる工務店を選ぶことこそが、鍵なのです。
そして、この「全館冷暖房」システムは、ライフサイクルコストという視点からも、非常に大きなメリットをもたらします。 前述の通り、光熱費を大幅に削減できるだけでなく、将来エアコンが寿命を迎えた際の買い替え台数も、一般的な家の半分(2台)で済みます。
「建てる時の初期費用」だけでなく、「住み始めてからの光熱費」や「将来のメンテナンス費用」までトータルで考えた時に、本当に経済的で、賢い選択と言えるのではないでしょうか。何か気になることがございましたら、遠慮なくご相談ください。
★家づくりは望む人生を手に入れる手段です。望む人生を手に入れられないとしたら、家づくりが成功したとしても、意味がないと私たちは考えます。
人生は家づくりだけで考えないで下さい。私たちと一緒に望む人生を手に入れましょう。この記事があなたの望む人生を手に入れるお役に立てれば幸いです。
それでは、また~^^/
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家計にも環境にも優しい デザインと家事ラク動線を融合した住まい 3LDK28坪
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■開催時間 : 10時~16時まで(ご希望日により、受付可能時間が異なりますのでご注意下さい)
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