家づくりストーリー

奥村さま

何人でもウェルカム!
集まりたくなるにぎわいの家

奥村さま

ご主人はフィックスホームの大工さんです。お若いながら多くの家を手がけ、中には本誌の表紙を飾った家もあります。そんな経験豊富なご主人が満を持してマイホームをつくり上げました。

内外装材に始まり、設備、家具家電にいたるまで大胆に黒を採り入れたスタイリッシュな家。随所にシルバーを使って高級感も引き出しています。色づかいを担当した奥様は「本当はリビングも真っ黒にしたかったんですけどね」と少し残念そうですが、「さすがにあかんやろ」とご主人は笑います。

この家のシンボルは、高い天井から下げられた二つのバブルシャンデリア。「あれ、外から見えるようにしたんです」とご主人。段ボールで模型をつくって吊り下げて位置を調整したそうで、確かに道から見るとフレームで切り取ったように電球が美しく見えます。明かりの下は二世帯住宅のにぎやかな団らんです。

ご両親を含めて6人暮らしの二世帯住宅。
親戚や友人たちが集まることが多いため、LDK の面積と開放感にこだわった。
これまでに最高で24人が集まったそうで、こ主人のお父様は
「仕切りがないからみんなが同じ空間にいられます。それが一番いい」
とおっしゃっていました。
黒一色の壁、白のサッシの外観が存在感を放つ。
単色だが、石積み風の立体感がある外壁は光の加減や見る角度によって表情が変わる。
大人数でBBQができる大きなウッドデッキは奥村家にとって第二のリビング。
あこがれだった吹き抜けのある空間。
冷暖房の効率が落ちないように断熱材にこだわり、性能の高いウレタンフォームを施工した。
当初、家の規模からエアコンは業務用をすすめられていたが、
断熱効果のおかげで、家庭用製品で事足りている。
絶妙なバランスでぎりぎリまで黒を使った内装。
スタイリッシュなだけでなく、白一色の空間と比べて立体的に見える。
照明器具や家具家電に使われているシルバーが、モノクロームの世界に華やかさを添える。
大人数の来客に備えて和室は6畳を二間つなげた。
建具などは洋風だが、扉を開け放したときの眺めに伝統的な美しさがある。
ゆとりのある2階ホールはフリースペースとして使用。
お気に入りのバブルシャンデリアは往来から見える場所に取り付けており、
家族が見て楽しむのはもちろんのこと、外観のアクセントになっている。
シンプルでめリはりのある玄関。
親戚が集まるときは靴がずらりと並ぶため土間を広く取った。
シューズボックスも天井の高さまである大容量タイプ。
キッチンは思い切りよく天井まで黒。
折り下け天井にしたことで個室のような雰囲気が加わるとともに、
ギャップによリリビングの吹き抜けがより高く感じられる。
子ども部屋は、天井は幅広のストライプ、
壁や家具は白を基調にピンクでアクセントを付けたポップな印象になっている。
1人1部屋ずつ用意しているが、
今のところ勉強部屋と寝室という使用用途で分けて共用している。
奥まった場所にあるパントリーはクローバー柄の壁クロスで変化を付けた。
左側は掃除機や日用品を置く階段下収納。
扉を開けると洗面室を経由して玄関へとつながる通路の一部になる。
タイル一つで存在感が変わる!キラキラ輝くニッチ
見学会でも大好評だったという、
ガラスタイルを貼り詰めたリモコンパネルのニッチ収納。
「タイル材を使うと高級感が出ると思い、急きょクロスから変えました。
カップボードの壁もタイルに変更したんですよ」(奥様)。
1階とは異なり、2階の色づかいはとてもカラフル。
ご主人のパソコン部屋であり奥様のネイル部屋。
見通しの良い扉がショップ風でかわいらしい。
ホテルライクな内装の1階トイレ。
黒の便器が特別感を出している。
大家族であるため洗面室と脱衣室はきっちり分けた。
それぞれ2.5畳ずつ取り、鍵付き扉で仕切っている。
大理石調の美しい洗面台は余裕の120cm 幅。
寝室は1階と同じ黒でコーディネートしたが、木目を入れたことで温かみが加わった。
写真の右側のクローゼットはご主人専用。
寝室に入って右手前には、奥様の衣装部屋として4畳のウォークインクローゼットを設けた。
フィックスホーム専属の大工になって8年ほどになるご主人は、
住宅コンサルタントの楢崎(後列)とは気心の知れた仲。
「止めた方がいいことはズバッと言ってくれる。いい人やね」(こ主人)、
「いい人。シアタールームをつくるのを止めてくれました(笑)」(奥様)。