現場見学会で見るべきポイントとは
2016.11.27
情報収集を済ませたら、いよいよ一緒に家づくりを進めるパートナー探しを始めましょう。
そのためにすべきなのが、大手ハウスメーカーなら「住宅展示場」、地域の工務店なら「現場見学会」へ足を運ぶことです。
見学会はその会社が建てた家を実際に見ながら、真のパートナーになりうる会社かどうかを検討する大切な場。何をどう見るべきか、気をつけたいポイントをまとめました。
家づくりの疑問を解消する現場見学会
住宅会社の現場見学会は、大きく分けて「構造見学会」と「完成見学会」の2種類あります。
「構造見学会」は、上棟式が終わり内装の工事に入る前の、まだ構造体が見える建築途中の現場を見ることになります。一方「完成見学会」は文字通り引き渡し前の完成した家を見学することになります。
いずれの見学会でも、広告などでの平面的な図やイラストを見るよりも、実物を見ることによって、具体的な部屋の広さや質感などがわかります。
また、どのような創意工夫がされているのかをスタッフや建てた大工さんに直接聞くことができます。
家づくりは、最終的には建築現場の職人の腕に左右されます。どんなによい設計も、仕上げがよくなければ台なしです。フィックスホームは、家づくりをお考えの方にはまず現場を見ていただくことをおすすめしています。
見学時の注意点
注意していただきたいのは、大手ハウスメーカーの「モデルハウス」について。
工務店の現場見学会では、その工務店が実際に販売している「現実的な間取り」の家を見ることができますが、ハウスメーカーの「モデルハウス」は、基本的に建物自体を実際より大きく作っています。
また、内装は実際の商品とは異なる高額な材料を用いたり、家具も特注であったりするため、ついつい目を奪われがちです。これを「実際の商品」と誤解すると、のちのち後悔することも。
現場見学会は、かならず「自分たちが建てたい家」と同規模のものを見るようにしてください。
なお、建てている途中の家を見せたがらない住宅会社には要注意です。
防犯上の観点から公開しない場合も多くありますが、家づくりを真剣に考えているお客さまには、内々に見せてくれてもいいはずですよね。
家は、自動車のような完全既製品の工業製品ではありません。まったく説明責任を果たそうとしない会社は、信頼性に欠けると捉えられても仕方ないと思います。