いい家づくりコラム

在来工法と2×4工法のどちらを選ぶ?今注目の新工法も!

2021年10月20日

木造住宅を建てたい!と考えたときに、最初に知っておきたいのが「どのような工法があるのか」ということ。木造住宅には大きく分けて「木造軸組工法(在来工法)」と「木造枠組壁工法(2×4工法)」の2つの工法があります。住宅会社は、このどちらかの工法に得意なことが多いもの。「家を建てたい」と相談すると、自社が得意な工法をおすすめされる場合がほとんどでしょう。

しかし、どちらの工法も特徴を理解していないと比較することができません。それぞれの違いやメリット・デメリットも考えて、納得できる工法を選びたいものですね。

インターネットで検索すると、在来工法と2×4工法についてさまざまな特徴が書かれています。ただし、なかには古い情報や間違った情報も。木造住宅の技術は一昔前と比べると大きく変化しています。ここでは、住まいの専門家であるフィックスホームが、中立の視点から、現在の在来工法と2×4工法の違いをご紹介します。


木造軸組工法(在来工法)と木造枠組壁工法(2×4工法)の違い

日本の木造住宅でよく採用されている工法は、木造軸組工法(在来工法)と木造枠組壁工法(2×4工法)の2つです。まずは、それぞれどんな建て方をする工法なのかを知っておきましょう。

木造軸組工法とは

日本で古くからある工法で、「在来工法」とも呼ばれています。柱と梁、床で、点と点を結ぶように枠組みを組み立て、枠組に壁となる合板をはめこんでいきます。壁には、斜めに「筋交い(すじかい)」と呼ばれる建材を加えて補強します。

在来工法と2×4工法のどちらを選ぶ?今注目の新工法も!

木造枠組壁工法とは

戦後にアメリカやカナダから輸入された工法で、「2×4(ツーバイフォー)工法」とも呼ばれています。角材に合板を打ちつけてあらかじめパネルの形にしておき、これを現地で組み立てて、柱や梁の代わりに壁や床や天井をつくります。点を結ぶ在来工法とは異なり、面で建物を支えます。


在来工法のメリット・デメリット

日本で最も多く採用されているのが在来工法です。メリット、デメリットをみていきましょう。

メリット

・空間の形やサイズが自由に決めやすく、柔軟に設計できる。そのため、変形地や狭小地でも建てやすい。
・一部の土台や柱だけを取り替えるという部分的なリフォームや、間取り変更を伴うような大規模なリフォーム、増改築にも柔軟に対応できるので、家族のライフステージに合わせて変化する家づくりができる。
・点で支えるため、点と点の間の壁を抜きやすい。そのため、大きな吹き抜けや大きな窓など、開放感のある家づくりがしやすい。

デメリット

・2×4工法と比較すると、施工品質が建てる職人の技量に左右されやすい。
・枠組を組み立てた後に屋根材や壁材を取り付けるため、工期を短縮しにくい。


2×4工法のメリット・デメリット

アメリカやカナダで最も多く採用されているのが2×4工法。こちらもメリット、デメリットをみてみましょう。

メリット

・面で建物を支えるため、耐震性に優れている。
・工場であらかじめ組み立てたパネルをクレーンで積み重ねていくため、平均的な工期が2〜4ヶ月と短い。
・工法がシステム化されており、職人の技量に左右されにくく品質が安定しやすい。

デメリット

・規格化されたパネルを用いるため、「空間を数センチ広げたい」といった細かな希望が叶いにくい。
・のちのリフォームや増改築で大きな間取り変更がしにくい。
 


在来工法と2×4工法、結局どっちを選べばいいの?

ここまでメリット・デメリットをお伝えしましたが、実は木造技術が進化している今、どちらが優れているとは言いきれません。たとえば、在来工法はたしかに柔軟性に優れていて増改築がしやすいですが、逆に2×4工法だと決まった形でしか増改築ができないのかと言うと、そうではありません。面で支えていると言っても、建物の構造に関係のない壁は抜くことができるので、ある程度自由なリフォームはできます。もちろん抜くことができない「構造壁」はありますが、これは在来工法でも同じことです。
また耐震性の面でも、在来工法が劣っているわけではありません。壁で支える2×4工法のほうが丈夫そうに思えますが、在来工法であっても壁量計算にもとづいて構造壁の位置や枚数を決めているため、耐震基準をクリアしていれば、どちらも地震に対して同程度の強度を発揮することができます。

「結局、どっちを選べばいいの?!」と思われるかもしれませんね。メリットとデメリットを比較して、まずは自分が思い描くライフスタイルに合っていると思うほうを検討してみてはいかがでしょうか。「ここなら信頼できる」と思える住宅会社があるなら、その会社が得意とする工法で建てるというのも一つの選択肢。結局は、どちらで建てるにしても建物の良し悪しは施工品質によって決まります。「どちらで建てるか」より「どの住宅会社で建てるか」のほうが大切なのです。 


「SE構法」という第3の選択肢

最近では、在来工法と2×4工法だけでなく「SE構法」と呼ばれる新しい技術が注目されています。これは、全ての木材に強度に優れた「構造用集成材」を用い、「柱脚金物」という特殊な金物で接合して建てる構法。体育館や武道館など、大型木造建築の技術を一般住宅に応用するために開発された構法です。

SE構法で建てる家は、一般的な二階建ての木造住宅では行わない構造計算を行うため、耐震性に優れています。また、この計算に基づいて必要な耐力壁の枚数を算出するため、壁をできるだけ少なくすることが可能になり、自由度が高くて開放的な家づくりができます。広大なリビングルームやガレージハウスを望む方にはぴったりの構法と言えるでしょう。

フィックスホームではこのSE構法の施工登録店です。在来工法や2×4工法のどちらの魅力も兼ね備えた家づくりがしたい!という方はぜひご相談ください。


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